実はペット保険会社では遺伝性疾患の場合、補償の対象外が多いんですよ。
猫ちゃんよりワンちゃんのほうが遺伝性疾患にかかるリスクは高いの。その理由はワンちゃんはペットショップやブリーダーさんからしか手にはいらず純血種の子が多いからです。
良いブリーダーさんと悪いブリーダーは天と地ほどの環境の差がありますよ。
「先天的な形成異常である頭部頸椎接合部奇形(CJA)と診断しました。水頭症や頭蓋骨形成不全なども併発していて、治療のすべがありません」
大学付属動物病院でそう獣医師から告げられ、東京都三鷹市内に住む会社員の女性(35)は頭が真っ白になった。2014年5月、全国で約90店を展開する大手ペット店チェーンの店舗に何度も足を運んだすえ、約30万円で購入したメスのチワワ。自宅に迎えて間もなく、重大な先天性疾患が明らかになった。
いま2歳。1日のほとんどをケージの中で過ごさせるしかない。12時間おきに薬を飲ませる必要もある。治療費の負担は重い。ペット店との話し合いで「犬を返却していただき、購入額を返金します」と提案されたが断った。女性はいう。
引用元:sippo
純血種のワンちゃん猫ちゃんを飼う時は
- 両親が遺伝子検査をしていて異常がない
ことを確認して譲ってもらってくださいね。ワンちゃん猫ちゃんの遺伝性疾患は高確率で子に遺伝するからです。
- 遺伝性疾患のリスクがあっても入れる保険
- ペット保険で気をつけること
遺伝性疾患のリスクがあっても保険がおりる損害保険会社
ペット保険はインターネットから申し込みができて簡単に加入できますが、遺伝性疾患の場合、保険がおりずトラブルになるケースもあると思います。
遺伝性疾患だと診断されたのにペット保険に加入しても補償対象外になりますので注意してください。
遺伝性疾患に関しては各ペット保険では
- 遺伝性疾患であると診断された場合は保険加入後でも補償の対象外である
- 保険加入後に遺伝性疾患とわかった場合は補償の対象になる
このどちらかに分かれていますが大抵のペット保険会社は遺伝性疾患の場合は保険がおりないのが普通です。
- 遺伝性疾患でも補償ありのアニコムさん
- なお、遺伝性の疾患の場合でも、ご契約の始期日(またはお引渡日)より前に
発症されていた場合は補償の対象外となりますが、
上記始期日以降(初年度契約の場合は 30 日間の待機期間終了後※)に
発症された場合は補償の対象となります。
※どうぶつ健保「べいびぃ」「すまいるべいびぃ」「すまいるふぁみりぃ」のご契約の場合は、
どうぶつさんのお引渡し時以降に発症した遺伝性の疾患が補償の対象となります。
引用元:アニコム損害保険株式会社 - 遺伝性疾患でも補償ありアイペットさん
- アイペット損害保険株式会社でございます。
このたびはお問合せをいただき、
誠にありがとうございます。
当社のペット保険では、
遺伝性疾患の場合でも、
補償開始日以後に
発見、発症した傷病の診療費であれば、
保険金をご請求いただけます。
※傷病の発見、発症が、
補償開始日より前に認められる場合は、
補償の対象外となります。
ただし、予防目的や代替医療等であった場合等、
保険金をお支払いできない場合がございます。
引用元:アイペット損害保険株式会社 - 日本ペット少額短期保険株式会社さん
- 責任開始日以前に発症した遺伝子疾患及び先天性異常 (遺伝子疾患及び先天性異常を原因とする身体障害に対する治療、ただしこの保険契約の保険期間中に獣医師により初めて発見された遺伝子疾患及び先天性異常の場合は、この保険期間に限り、弊社は保険金を支払います)
引用元:日本ペット少額短期保険株式会社
安くて人気のあるPS保険は遺伝性疾患は補償対象外でした。
そのかわり他の補償が充実しており、スタッフの対応が良かったです。
この度は弊社PS保険へお問い合わせいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ではございますが、いただきましたお問い合わせにつきまして回答させていただきます。
弊社PS保険では、「遺伝性疾患」や「補償開始日より前に獣医師により既に発見されている先天性異常はすべて補償の対象外となってまいります。
その為、補償開始後でございましても、「獣医師さまより遺伝性の疾患と診断を受けた場合」は、すべて補償の対象外となってまいります。
お力添えできず誠に申し訳ございませんが、予めご了承いただけましたら幸いでございます。
またなにかご不明点等ございましたら、ご連絡くださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
引用元:PS保険
記:令和3年2月に調べた記事なので各損害保険会社に問い合わせてください
でも契約する前にどんな保険なのがよく読んでね。
ペット保険は複雑なのでよく考えて加入してください
ペット保険は基本的に一年更新になっていますが、慢性疾患にかかると更新できない場合もあるんです。
保険料が安いだけで決めるとすごく損をしますよ。
ペット更新には色んなパターンがあります。
条件なし | そのまま更新 |
条件つきの更新 | 慢性疾患がある場合、通院の回数に制限があるなど条件つきなら更新できるパターンのことです。 |
更新のたびに審査 | 保険料はちゃんと支払われてるか、受診状況を一年ごとに審査します。病気によって更新不可能になる場合もあり。 |
更新不可能 | 受け取った補償額が限度額に達すると、保険会社から打ち切りという形で更新不可能になります。 |
保険を見直す | 詳細を見る |
ペット保険に加入するときは、とことん質問して、ペット保険のパンフレットを隅々まで読んでくださいね。
ちゃんと支払いが出来ない病気は各ペット保険ホームページに書かれています。
チェックポイント
■遺伝性疾患のリスクがあっても補償してくれるのか
■更新はできるのか、条件付きなのか
遺伝性疾患が多い人気のワンちゃん
遺伝性疾患が多い犬
- プードル
- チワワ
- 柴犬
- ミニチュア・ダックスフンド
- ポメラニアン
- ヨークシャ・テリア
- ミニチュア・シュナウザー
- シーズ
- マルチーズ
- パヒヨン
- ビーグル
日本で好まれるワンちゃんは遺伝性疾患を発症しやすい犬種ばかりペットショップで売られています。
遺伝子検査をしているペットショップなら大丈夫ですが、遺伝子検査をしていない場合は即決せず遺伝性疾患は大丈夫なのか確認してください。
私はペットショップよりブリーダー直売のワンちゃんを買うことをおすすめします。遺伝子検査をしているみんなのブリーダーさんからなら安心ですよ。
店員が口ごもるようなら買うのはやめておいたほうがいいよ。
遺伝性疾患が多い人気の猫
遺伝性疾患が多い猫
- スコテッシュフォールド
- アメリカンショートヘア
- マンチンカン
- ブリティッシュショートヘア
- ノルウェージャンフォレストキャット
- ベンガル
- ラグドール
- ロシアンブルー
- メインクーン
引き取るときに親猫に遺伝性疾患はありませんでしたか。まだの方は検査しておいたほうがいいですよ。
まとめ
最近は遺伝子検査をしているブリーダーさん、ペットショップもあります。でも残念ながら遺伝子検査をせず交配をしている悪徳ブリーダーもまだまだ多く、遺伝子疾患で苦しんでいる猫ちゃん、ワンちゃんもたくさんいます。
純血種だからではなく、むちゃな交配のせいなんだ。
加入しているペット保険は遺伝性疾患を補償してくれる商品か、よく調べてみてくださいね。