水腎症の愛猫の看取りについて迷い|飼い主のごまやさん

看取りを決めたものの悩む毎日

猫の水腎症は、尿の通り道である尿管が結石や腫瘍などで詰まり、腎臓に尿が溜まって腫れる病気です。主な原因は尿管結石で、片側の尿管が詰まると元気や食欲がなくなったり、吐いたりする症状が出ます。両側の閉塞は生命に関わるため、早期に原因を取り除き、閉塞を解除する手術が必要です。
原因
- 尿管結石:猫の尿管は非常に細く(直径1mm程度)ごく小さな結石でも閉塞を起こします。猫の尿管結石の多くがシュウ酸カルシウム結石で、これは食事療法で溶かすことができません。
- 腫瘍:膀胱にできる尿管開口部付近の腫瘍(移行上皮癌など)が原因となることがあります。
- 先天的な奇形:尿管が本来とは異なる位置にある「異所性尿管」や、腎臓の奇形が原因となることがあります。
- 手術後遺症:避妊手術などで尿管が糸で縛られることが原因で発生する場合もあります。
症状
- 尿路閉塞の症状:閉塞が直接の原因となり、血尿、腹部や腰部の痛み、食欲不振、発熱などが見られます。
- 腎不全の症状:両側の閉塞や、片側の閉塞と健常側の腎機能低下により、腎不全の症状(多飲多尿、食欲不振、嘔吐、脱水、元気消失など)が現れることがあります。
治療
- 外科的処置:結石や腫瘍などの閉塞物を摘出し、尿路の閉塞を解除する手術が必要です。
- 点滴療法:閉塞が解除されるまでの間、点滴で水分を補給し、尿管を弛緩させる薬を投与することもあります。
予防
- 定期的な健康診断:尿検査や腹部超音波検査などで尿路の異常を早期に発見することが重要です。
- 飲水量の増加:猫が十分に水を飲むように促すことも、結石の予防につながります。
初めまして、ごまやさん。苦しそうにしている我が子の姿を見ると辛くなりますよね。見守るのは辛いんです。
療法食を続けた場合の寿命は下の表を見てわかるように寿命は延びます。
療法食をしてから3年も、延命できたのは飼い主さまと猫ちゃんが頑張ってきた証拠です。
しかし、猫ちゃんが、治療の方が辛く限界を超えるとすごい力で抵抗します。こんな力がまだ残っていたの?と驚くほどに
人間もそうです。
治療をして劇的に良くなるのならば、そのまま治療を続けるのもありです。でも、治療しても悪くなるのは、もう寿命なんです。
何もしないでいると人は、手持ち無沙汰になり不安になります。その不安がでてくるので、過度な治療を最後までしてしまう事が多いです。
でも、それは猫のためではなく、もしかしたら自分の不安をとるために治療をしてしまってないか、よく考えてみてほしい。
猫ちゃんの心の声はどうですか。
もう充分生きたよ!これ以上治療するのは辛いよ。と言ってるのかもしれません。
猫には死の概念がありません。不自由な体になって生きるのは、とても不自然なことなんです。
やはり、最期が近づくと誰でも、しんどくなるものです。
最後は自分の家で、大好きな飼い主さんといつも通りに過ごすことが理想的なんじゃないかな。
比較的落ち着いているのなら、そのままでいいと思います。
罪悪感ももたなくていいです。大丈夫ですから!
終末期になると脳の機能も衰えて、苦しみがなくなりますので、見た目ほど悲惨じゃないです。
ただ水を絶つと数日しか持たないので、側にいて寄り添ってあげてくださいね。
また、辛くなりましたら、いつでもお手紙ください。
このブログはみんな読んでいます。1人じゃないですから。