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水腎症の愛猫の看取りについて迷い|飼い主のごまやさん

水腎症の愛猫の看取りについて迷い|飼い主のごまやさん

看取りを決めたものの悩む毎日

差出人: ごまや
題名: 水腎症の愛猫について

メッセージ本文:
こんにちは。はじめまして。
ごまやと申します。

愛猫の看取りについて調べているうちにこちらのサイトにたどり着きました。
もう無理はさせずに自然にまかせると決めていますが揺れる気持ちを聞いていただきたくメールさせて頂きます。

私の愛猫は10歳のオスの日本猫です。
3年ほど前から腎臓の数値が悪く療養食を食べ定期的に健診に通っていました。

今年の6月頃から白い泡を吐くことが増え、
その度に病院を受診し、点滴と吐き気止めで乗り越えていました。


吐く頻度が増えつつも食欲もしっかりあり、
7月に受けた健診でもほんの少しだけ数値は悪くなってるけど許容範囲でしょうという事でしたので様子を見つつ過ごしていました。

8月に入るとまた吐く頻度が増え、
ご飯もお水も取れない事があったので何度か病院に行っては点滴と吐き気止めで調子を取り戻す…を繰り返していました。


しかし8月24日に再度調子が悪くなってしまい、
そこからご飯もお水も全く取れなくなってしまいました。

いつものかかりつけ医がお休みで、
たまたま見ていただけた病院で経過をお話したところレントゲンとエコーをしてもらう事ができ、そこで初めて水腎症に罹っていることがわかりました。


血液検査も7月に受けた結果よりかなり悪化していて、
吐き気止めを打っても全く効果が出ず、それでも脱水が怖くて毎日点滴に通っていました。


しかし最後に病院に行った日の帰りの車の中で今まで見たことがないくらい暴れ、翌日は通院拒否かの様に入れないようにしていた隙間に逃げ込んでしまったため通院はやめにすることにしました。


日々愛猫の病状を聞く度に怖さや不安が大きくなってしまい、診察室に入るのが怖くなってしまった私の気持ちも感じ取ってしまったのかもしれません…


シリンジでお水を飲ませたり強制給餌にも挑戦しましたがシリンジを近付けるだけで嗚咽が出てしまい断念し8月31日からは点滴も打っていません。

お水にもご飯にも興味すらわかないようで全く近付きません。
水腎症のせいか吐きながらトイレに頻繁に出入りをする事もあります。


せめて吐き気止めだけでも…と思うのですが、あの拒否具合を思い出してしまって無理やり連れて行くのも可哀想だと思ってしまい連れて行けずにいます。

水腎症は手術する事もできると教えていただきましたが、
その手術ができる病院が県外しかなく、車での移動や家族以外の人間が苦手で我が家に来てから外泊もした事ない愛猫には厳しいと思い選択肢にはありません。


通院をやめてからは比較的穏やかに過ごしていますが、時折出るトイレに何回も出入りし吐きながらおしっこをしている猫を見ると本当に治療を全てやめたという事が正解だったのか不安になります。


できればこのまま自然にまかせて枯れるように…という最期を目指しているのですが、辛そうにしている猫を見る度に本当にこれでいいのかと自問自答の日々を送っています。

読みにくい文書ですみません。
正解があることではないとわかっていますが
誰かにお話を聞いてもらいたかったのでメールを送らせて頂きます。

猫の水腎症は、尿の通り道である尿管が結石や腫瘍などで詰まり、腎臓に尿が溜まって腫れる病気です。主な原因は尿管結石で、片側の尿管が詰まると元気や食欲がなくなったり、吐いたりする症状が出ます。両側の閉塞は生命に関わるため、早期に原因を取り除き、閉塞を解除する手術が必要です。

原因

  • 尿管結石:猫の尿管は非常に細く(直径1mm程度)ごく小さな結石でも閉塞を起こします。猫の尿管結石の多くがシュウ酸カルシウム結石で、これは食事療法で溶かすことができません。
  • 腫瘍:膀胱にできる尿管開口部付近の腫瘍(移行上皮癌など)が原因となることがあります。
  • 先天的な奇形:尿管が本来とは異なる位置にある「異所性尿管」や、腎臓の奇形が原因となることがあります。
  • 手術後遺症:避妊手術などで尿管が糸で縛られることが原因で発生する場合もあります。

症状

  • 尿路閉塞の症状:閉塞が直接の原因となり、血尿、腹部や腰部の痛み、食欲不振、発熱などが見られます。
  • 腎不全の症状:両側の閉塞や、片側の閉塞と健常側の腎機能低下により、腎不全の症状(多飲多尿、食欲不振、嘔吐、脱水、元気消失など)が現れることがあります。

治療

  • 外科的処置:結石や腫瘍などの閉塞物を摘出し、尿路の閉塞を解除する手術が必要です。
  • 点滴療法:閉塞が解除されるまでの間、点滴で水分を補給し、尿管を弛緩させる薬を投与することもあります。

予防

  • 定期的な健康診断:尿検査や腹部超音波検査などで尿路の異常を早期に発見することが重要です。
  • 飲水量の増加:猫が十分に水を飲むように促すことも、結石の予防につながります。

初めまして、ごまやさん。苦しそうにしている我が子の姿を見ると辛くなりますよね。見守るのは辛いんです。

療法食を続けた場合の寿命は下の表を見てわかるように寿命は延びます。

療法食と通常食
療法食
633日
通常食
264日

療法食をしてから3年も、延命できたのは飼い主さまと猫ちゃんが頑張ってきた証拠です。

しかし、猫ちゃんが、治療の方が辛く限界を超えるとすごい力で抵抗します。こんな力がまだ残っていたの?と驚くほどに

人間もそうです。

治療をして劇的に良くなるのならば、そのまま治療を続けるのもありです。でも、治療しても悪くなるのは、もう寿命なんです。

何もしないでいると人は、手持ち無沙汰になり不安になります。その不安がでてくるので、過度な治療を最後までしてしまう事が多いです。

でも、それは猫のためではなく、もしかしたら自分の不安をとるために治療をしてしまってないか、よく考えてみてほしい。

猫ちゃんの心の声はどうですか。

もう充分生きたよ!これ以上治療するのは辛いよ。と言ってるのかもしれません。

猫には死の概念がありません。不自由な体になって生きるのは、とても不自然なことなんです。

やはり、最期が近づくと誰でも、しんどくなるものです。

最後は自分の家で、大好きな飼い主さんといつも通りに過ごすことが理想的なんじゃないかな。

比較的落ち着いているのなら、そのままでいいと思います。

罪悪感ももたなくていいです。大丈夫ですから!

終末期になると脳の機能も衰えて、苦しみがなくなりますので、見た目ほど悲惨じゃないです。

ただ水を絶つと数日しか持たないので、側にいて寄り添ってあげてくださいね。

また、辛くなりましたら、いつでもお手紙ください。

このブログはみんな読んでいます。1人じゃないですから。

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