高齢猫は目が悪いから?
元ブリーダーで猫同居暦の長い私がこの疑問にお答えします。
猫は若い時から視力が悪く目が見えなくてもヒゲで空気の流れをよむことができるので、歩くことができます。
なので気付かない飼い主も多いと思います。
自家で飼っていた猫が、20歳の時に瞳孔が開きっぱなしになり、病院で「目が見えてないよ」と言われました。 自宅での行動では全く気付きませんでした。 目の前で指をサッサッと左右に動かすような検査をしていました。 全く目で追えていませんでした。 その後も、日常生活はほとんどといっていいほど問題ありませんでしたが、トイレの移動や家具の移動では気を使いました。
引用元:ヤフー知恵袋
それに高齢になっても家具の位置さえ変えなければ快適に過ごせるはずなんです。猫が10歳以上のシニア猫なったらなるべく家具の位置は変えないでね。
猫は空間に道を作りそれらを記憶して
- 餌のある位置
- トイレのある位置
- お気に入りのソファー
を把握しているからです。
若い猫はすぐ覚えるけど高齢になると猫も人間と同じで色々衰えてくるのよね。
高齢猫を飼っているお宅は家具の位置をかえないで!高齢猫が迷うから
この記事は高齢猫を飼っている人に読んでほしい記事です。
猫は空間認識能力が高い
猫は物の位置、例えば家具の位置などから距離や今いる場所を認識して、それをもとに家の中を歩いたり走ったりします。
空間認識能力(くうかんにんしきのうりょく)とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。空間認知(くうかんにんち、英: spatial perception、独: Raumwahrnehmung)、空間識(くうかんしき)、空間知覚(くうかんちかく)の能力をいう。
引用元:Wikipedia
若い猫は家具の位置を変えても、すぐ覚えるけど高齢の猫ちゃんにはキツイのよ。
高齢猫ちゃんが住まいを変えるなんて、すごくストレスがかかることがわかりますね。
我が家の高齢猫チコちゃんのお食事スペースは人間用テーブル下と決まっていて猫用食器を他に移動させると食べません。
高齢猫が食べなくなった原因に
- お食事スペースの場所をかえてないか?
かを考えてみてね。
トイレも何個か置いたんだけど一ヶ所と決まっているので一つにしました。
どうしても家具を移動したい
それでも家具の位置を変えたい場合は家具のカドとかにぶつからないように配慮してあげると◎です。
じゃないと高齢になって視力が悪くなると、いつもの場所に無いはずの家具があるとぶつかるのは当然。
人間は目で見て移動するけど猫は物で自分の歩く道を記憶します。
高齢猫配慮グッズ
10歳になる前からスロープに慣れさせておくといいですよ。手作りのものでもいいし、なんでもいいです。
カドのあるところにぶつかっても大丈夫なように、こんなグッズあります。
高いところからジャンプしても負担がかからないようにキャットタワーを低くしたり、下にクッションを敷いてあげましょ。
着地のところにクッションを敷くとか足腰の負担のないようにしてあげてね。
家具の位置を変えるのは猫のストレス大
人間が思っているより物の場所が変わるのは猫の負担も大きくストレスになるんですよ。
良かれと思って猫ちゃんのために模様替えをしたのに猫ちゃんにとってはストレスの元となることをお忘れなく。
若いたまちゃんでも生後5ヶ月で我が家の子になったけど場所に慣れるのにすごく時間がかかりました。
とにかく場所を変えるのはなるべく避けたほうがいいですよ。