ロッタさん、女の子(19歳)が令和3年7月28日午前3時虹の橋を渡りました。
心よりご冥福をお祈りします。
あと一通のメールがなんらかのトラブルがあったのか届いていないようです。
ロッタさんの飼い主さんからのお手紙
このブログがロッタさんの飼い主さんのお役に立てて良かったです。
ロッタさんは家族に見守られ、幸せな最期を迎えたのですね。
長く過ごしてきた愛猫との別れは非常に寂しいものです。大切な家族ですから、、
最期に猫が望むのは平凡な日常生活
このお手紙のロッタさんは、いつもとかわらない日常生活の中で不安のないまま逝けたのだなと思います。
猫は人間と違って、治療する意味もわからず
- なんか痛いことされた
- 苦しかった
気持ちしか残りません。
特に終末期は、積極的な治療が猫を苦しませる可能性があるということがあるので、よく考えたうえで治療方針を決めてあげてください。
治る見込みのない老衰、病気にかかったとしても猫が飼い主に望むことはたったひとつ
あなたと過ごしてきたいつもの場所、平凡な日常生活なんです。
- 飼い主さんのあたたかい手
- 飼い主さんの息づかい
- いつもの光景
- 窓際からみえる景色
- 住み慣れた家のにおい
愛猫が病気でも「そのとき」が近づいても、飼い主さんは、動揺せず、いつものように接してくださいね。
飼い主さんが動揺して、いつもと違う態度をとってしまうと死の概念のない猫は「なにか悪いことをしたのかな」と不安になります。
いつも通り接する家族が側にいることは猫にとって、とても心強く一番の特効薬となるでしょう。
ペットロスになるのは自然で周囲の支えが必要
猫と長く暮らした人しかわからないことですが、家族より絆が深くなることがあります。
猫は子供のように可愛く、友達、パートナーのような存在で、心を癒やしてくれる存在となるでしょう。
ただ、その分愛する猫がいなくなった喪失感は大きいです。
ロッタさんの飼い主さんのような経験をすると大切にしてきた猫を失った悲痛な感覚や心境。心に開いてしまった穴はどのように埋めればいいのか、途方にくれる飼い主さんも多いはず。
今の家に引っ越して2ヶ月の時からずっと一緒だったロッタさんがいなくなったら、この喪失感をどう乗り越えればいいんだろう。
ペットを失った悲しみを1人で乗り越えるのは困難で時間がかかるでしょう。
周囲の支えが大切でこれを「グリーフケア」
といいます。
死別を経験しますと、しらずしらずに亡くなった人を思い慕う気持ちを中心き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気づきます(喪失に関係するさまざま思い:「喪失」としてまとめます)。また一方では死別という現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています(現実に対応しようとする思い:「立ち直りの思い」としてまとめます)。この共存する二つの間で揺れ動
、なんとも不安定な状態となります。同時に身体上にも不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。グリーフの時期には「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など実存への問いかけをも行っています。
このような状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。
引用元:グリーフケア協会
- 喪失感
- 立ち直らなければ
2つの気持ちがぶつかり合い、とても不安定になります。
この時期に誰かが寄り添ってくれるのなら、心の回復も早くなるでしょう。
1人で苦しみを抱え込まず、友人や家族、猫仲間にその苦しみを伝え寄り添ってもらってください。
誰にも言えないのなら精神科で相談するといいですよ。
大切なものを失った喪失感を乗り越えるのは人生の中でもっとも厳しい試練です。
なんとも言えない苦しさ。
最後に
喪失感が大きいのは飼い主さんが猫と幸せに暮らしていた証でもあります。
ロッタさんもあなたと暮らせて幸せだったということは確かな事実。
ロッタさんの飼い主さん、喪失感を乗り越えるのは少し時間がかかります。
無理に立ち直ろうとせず、今はとことん悲しんでください。
お手紙をくれてありがとうございます。みんなの支えになるでしょう。
もっとペットロスに苦しんでいる飼い主さんのために勉強中ですので、少しお待ちくださいね。
令和3年7月30日ゆるりねこblog運営主