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にゃにゃさまからお手紙いただきました
にゃにゃさんお手紙掲載させていただきます。にゃにゃさんのお手紙は看取りについて詳しく書かれています。
今、苦しんでいる飼い主さんの気持ちが少しでも楽になりますように。
まず、読んでみてください。
差出人: にゃにゃ
題名: ダブルキャリアの愛猫、眠るようでした
メッセージ本文:
こんにちは。
先日、猫白血病と猫エイズのダブルキャリアだった愛猫を看取りました。
あまりにも穏やかに眠るように旅立ったので、どなたかのお役に立てばと思いメッセージを送ります。
(掲載はにゃあこ様のご判断におまかせ致します)
外猫だったのを保護してから3ヶ月でした。
年齢は、最初の病院では5歳位と言われましたが、次の病院では2歳〜8歳?とも。猫は若く見えるから年齢はよく分かりませんね。
保護した時から腎臓の数値が悪く、実はもっとシニアだったのかも知れません。
元気で食欲旺盛でしたが最初から多飲多尿、投薬や療法食を開始しても腎臓の数値はあまり改善しませんでした。
そしてある時、突然食欲不振になり激しく夜鳴きをするようになりました。
病院に連れて行って皮下補液をしたものの効果はあまり見られず。
水もご飯もほとんど自発的に取らなくなりました。
先生からは「中には治すためではなく、自分が安心するために治療そのものが目的になってしまう飼い主さんもいる。残念だけど、もう治療をやめるのも選択肢の一つ」と言われ、もうその時なんだと覚悟しました。
先生が試しにスポイトで水を飲ませてくれましたが、本人は飲みたくなさそうで。強制給餌もしないことにしました。
とはいえ元気が無くなっていき悲しそうに鳴く姿には本当に心が痛み、何もしない、何も出来ないということに強いジレンマを感じました。本当に本当にこの時期は辛い期間でした。早く苦しみから解放してあげたいと強く願いました。
完全に飲食を経ってから3日目の夜までは、ヨタヨタと起き上がりトイレに向かおうとしました。もう出るものもほとんどないのに、動物は本当に立派です。
でも、もう頑張らなくていいよと何度も泣きながら身体を支えました。きっと楽になるからねと何度も話しかけました。
そして4日目の朝。
とうとう横たわり完全に起き上がらなくなりました。
ですが小さく小さく呼吸を続けていて、表情はとても穏やかで。ああ、きっと1番苦しい時は終わったんだと思いました。
その日は1日その状態が続き、そっと触れたり話しかけたり、家族で寄り添って過ごすことが出来ました。
その瞬間が訪れたのは日付が変わる直前のことでした。
ほんの少しだけ呼吸が早くなっていることに気付きましたが、苦しそうでもなく、静かに横たわったまま。じっと見つめていたら、スッと呼吸が止まりました。
眠るように、穏やかにと言うのはこういう事なのかと、悲しみと感動と尊敬の念が溢れて涙しました。
点滴や強制給餌をやめ、枯れるように。そんな旅立ちを願っていたものの、やはりそこに至るまでにはかなりの葛藤がありました。結局はその子の運命もありますし、途中苦しい時期もあったので……
そんな時はにゃあこさんのブログに書かれていた本を全部読み、皆さんの体験談も読んで自分を励ましていました。
これを読んで下さった皆さまの猫様が、どうか穏やかで安らかな日々を送れますように祈っています。
我が愛猫は、病気から解放された透明な身体で家中を飛び回っております!