どうすればいいのかわからない。
- 目が開いていない
- 小さい
- 母猫がいない子猫
- へその緒がついたまま
私も昔、目が開いてない子ねこを拾って世話をしたことがあります。
- 母猫に捨てられた
- 母猫が死んだ
- 誰かが子猫だけ捨てた
母猫に捨てられた子猫は重い病気をもっている可能性が高いです。
理由は母猫は他の子猫を守るため弱い子ねこを捨てたり食べたりするのが普通のことなんです。
そうゆう猫を拾ったのなら死んでしまうことを想定してお世話したほうがいいと思います。
今は医学もすすんで良いフードもあるので助かる子猫のほうが多いと思う。
今日はノラ猫の赤ちゃんを保護した場合の対処法を詳しく書いていくね。
目次
子猫を拾った場合どうすればいいの?
ノラ猫の赤ちゃんを拾った場合は
- 病気をもっている
- ノミやダニがついている
のが普通だと思ってね。
へその緒がついてる場合は?
私はブリーダーをしていたので母猫が難産の場合お手伝いをしていました。
お産が下手な母猫はへその緒を切らず、そのまま放置する場合もありす。
その場合は子猫のへそから三センチぐらいのところを綿のヒモでくくり消毒したハサミで切れば大丈夫です。
私はヒモでくくらず切ったけど問題なかったです。
母猫が育児放棄したら子猫は薄い膜に包まれているので破って拭いてあげないと窒息死するよ。
まず病院に連れていく
見た目で病気はわからないし、母猫から母乳をもらえない子猫の免疫力は弱いです。
獣医師にどんな状態なのかみてもらうと安心です。
- 目やにはないか
- ノミ、ダニはいないか
- 呼吸はおかしくないか
- 感染症にかかっていないか
一通り検査をしてアドバイスをもらいましょ。
下のは犬用と書いてありますが生後間もない子猫には普通のノミとり薬剤を使わず生後2日でも使用できる「フロントラインスプレー」を使ってください。
子猫が弱って死んでしまう場合があるので強い薬剤は避けたほうが無難です。
負担になるとおもうの。
警察に届ける
飼い主がいるかもしれないので、念のため警察に届けたほうが安心です。
飼い主がいる可能性があるのを知りながらその猫を保護し飼ってしまうと損害賠償を求められたりすることもあります。
猫ちゃんも落とし物扱いになるですよ。
だから子猫を保護するのは、それなりの覚悟がいるの。
子猫用の箱を用意する
ダンボールでもなんでもいいから子猫用の深めの箱を用意しましょ。
- 部屋がノミ、ダニだらけになる
- 子猫の危険防止のため
- 先住猫に感染症をうつさないため
こういった理由から隔離して箱に
- 毛布
- ペットボトルに38℃ぐらいのお湯を入れて湯たんぽに→子猫は体温調整ができないため
- ホットカーペットがあればそれを使う
- こたつに入れると目が失明したり熱中症になるので子猫を入れない
- 暑ければ熱中症にならないように気をつけてあげる
まず先に子猫を暖めてあげるといいです。
ホットカーペットを使う時は低温やけどに注意してね。
しつけ用、危険防止のためのキャットサークルは子猫が生きれそうな場合は一つ用意しておくのが好ましいです。
人間用の牛乳は与えない
人間用の牛乳を与えるとお腹を壊してしまうので猫用のミルクを与えてね。
最近はスーパーでも猫ちゃん用のミルクが普通においてあるので手に入りやすいはずです。
液状は使いきりタイプなので、その都度作れる粉ミルクがおすすめ。
あたためる方法は
- お湯で溶かして38℃ぐらいになるのを待つ
ミルクの与えかた
仰向けでミルクを与えると窒息するので四つんばいにして与えてね
人間用じゃなく子猫用のほ乳瓶でミルクを飲ませます。
ほ乳瓶でうまく与えれない時はスポイドで子猫の舌に一滴ほどたらす感じで与えるとよいです。
赤ちゃんはお腹がすくとみゃ~みゃ~鳴きます。
平均的なミルクを与える目安は下の表にまとめたけど個体差があるので欲しがるだけ与えるといいのにゃ。
目が開いたらウロウロ歩いてどっかいってまうし。
生後 | 1回量 | 1日量 |
1日の 授乳回数 |
10日まで | 5~8ml | 40~80ml | 8 |
11~20日 | 8~12ml | 60~80ml | 8 |
21日~30日 | 10~20ml | 80~100ml | 6 |
約1ヶ月ぐらいはミルクだけを与えます。
子猫の陰部を刺激してオシッコを促す
本来、子猫の排泄は母猫が陰部を舐めて刺激してオシッコ、ウンチを促します。
でも人間が舐めるわけにはいかないですよね。
脱脂綿かテッシュを38℃ぐらいのお湯に浸し子猫の陰部を母猫が舐めるような感じで、さするか優しくポンポンとたたいて刺激します。
ウンチをした後のほうがミルクをよく飲むよ。
陰部は清潔にしてワセリンを塗って保湿してあげると荒れないです。
薬局で売っている白ワセリンがお肌に優しくていいですよ。
人間にも使えるしね。
離乳食は乳歯が生えてからスタートする
離乳食は歯が生えてきたタイミングで与えるといいですよ。
生後1ヶ月で小さな歯が生えるよ。
だいだい3週目~4週目からやわらかいものなら食べれるようになります。
ペースト状のものが便利だけど、ドライフードをお湯やミルクでふやかしてもいいですね。
最初の一年が大切で栄養価の高い高タンパクな良いフードを与えるのがいいですよ。
下のような粉末状でお湯に溶かすだけの離乳食が便利だよ。
最初は食べるのがヘタで顔はビチョビチョになるよ…
獣医師やブリーダーさんもおすすめするロイヤルカナンで人気があるフードです。
リーズナブルなピュナリワン
腸内環境を整えるサプリを与える
フードに乳酸菌を混ぜてあげると腸内環境がとてもよくなるよ。
腸内環境の検査したい場合アニコムの腸内フローラ検査が有名です。
子猫は誤飲や病気が多くて医療費がかかるので保険に入ってないと病院代がすごく高いよ。
アニコム損保に猫ちゃんが加入していれば腸内フローラ検査も無料です。
ドライフードは生後2ヶ月ぐらいから与える
- STEP1授乳期2週目~4週目ミルクを与える
- STEP2生後1ヶ月は離乳期やわらかいペースト状のフードを与える
- STEP3生後2ヶ月ドライフードを与える総合栄養食の子猫用フードを与える
- STEP4子猫時代4ヵ月~10ヶ月ドライフードに乳酸菌を入れて腸内環境をよくしてあげる
- STEP5成猫は10ヶ月~
生後1年は欲しがるだけあげても問題ないと思います。
下の表は猫が1日にエサを食べる平均的な回数です。
個体差があるので目安にしてね。
大人になると食べる回数が減るよ!
子猫時代は色んなフードを与えてあげて
子猫時代に食べたフードで猫が将来食べるキャットフードが決まります。
いくらいいフードでも一種類しか与えてない場合は将来、病気になった時に赤ちゃん時代に食べたフードしか食べず苦労することになります。
なので色んな味を覚えさせてあげてくださいね。
スマホで操作する自動餌やり器
ネット上では下のような回数になっていますが、大人になっても少量を5~6回にわけてあげるのがいいと思います。
長年の経験から1日2回は少ないかなと思います。2回だと血糖値があがったりするので小分けにわけて与えてあげてね。
生後4ヶ月 | 5~6回 |
生後4ヶ月~10ヶ月 | 3~4回 |
生後6ヶ月~ | 2~3回 |
子猫は生後1ヶ月は手がかかる
目の開いてない子猫は自力で排泄、ミルクを飲むことができません。
雨にうたれて体温が下がるだけで簡単に死にます。
もし生後間もない子猫を拾ったら
- ミルクをほ乳瓶で約3時間ごとに与える
- あたためる
- 排泄を手伝う
約1ヶ月弱続けると子猫は生きのびる可能性が高いです。