猫の腎臓病を防ぐには日ごろからの減塩が効果的?意味のない減塩は危険!

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チコちゃん
猫は腎臓が弱いから最初から減塩すれば問題ないよね?
獣医師
残念ながらフードや塩分に気を付けても腎臓病になるんですよ。
それに健康な猫ちゃんは塩分を控えると体調を崩すよ。

猫が腎臓病になるのを防ぐことはできません。

人間は減塩することによって高血圧、心臓病が改善されますが猫は減塩しても、さほど効果がないようです。

猫と人間は体の作りが違うからなんです。

にゃあこ
結論を先に言うと健康な猫ちゃんの過剰な減塩は意味がないってこと。

猫と塩分のことを詳しく書くね。

猫は過剰な塩分は体排出できる動物

肉食動物である猫ちゃんは塩分をいつでも体から排出できるので多少塩分が高いものを食べても大丈夫です。

猫は塩分の影響を受けません。

何匹もの猫と暮らしましたが、どんなにフードに気を付けても最後は腎臓病になる子が多かったですね。

逆になんでも食べる野良猫ちゃんが病気もせず亡くなるまで健康に過ごせる場合もあります。

ナトリウムは塩分の一部

よく誤解してる人がいますがナトリウムと塩分は違います。

人間の食品のパッケージには塩分相当量と表記されています。

ナトリウムは塩に含まれている成分の一部です。

キャットフードのパッケージにはナトリウム●%と書かれています。

チコちゃん
じゃあ塩分量の計算はどうするのさ?

にゃあこ
ナトリウム量から計算できるよ。
100gに対してナトリウムを%と書かれているの。
塩分の計算
  1. ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
  2. ナトリウム量が0.6%の場合の計算式は0.6%×1000mg=600mg(ナトリウム量)
  3. 600mg(ナトリウム量)×2.54÷1000mg=1.52g

にゃあこ
ナトリウム0.6%の塩分量は1.52gです。

猫の塩分量は?

ナトリウムとして●%とパッケージに表記されているキャットフードもありますが、ナトリウムの表記義務はありません。

表記されていない時は各キャットフードの販売元に聞いてくださいね。

アメリカのアフコではナトリウム量は最低でも0.2%以上という決まりがあります。

たまちゃん
健康な猫ちゃんには0.2%は低すぎる

アフコを基準にして日本のキャットフードも作られています。

猫に配慮したナトリウム量と塩分量を表にしてみました。

にゃあこ
塩分量はナトリウムより数字が大きいよ。
ナトリウム量塩分量
0.4%~0.8%1g~2g

ほとんどのキャットフードのナトリウムは0.4%~0.8%の間ですが病気で制限されると0.2%ほど。

チュールの塩分は猫に危険なの?

Twitterでチュールの塩分量が高すぎて腎臓病になったとデマが拡散されましたね。

猫が腎不全になって色々調べるようになったらおやつにあげてた「チュール」の塩分濃度が非常に高い事がわかった。
これは健康な猫でも頻繁に与えればやがて腎不全になりうる可能性があるってこと。
こんな事病気にならないとわからないよね…(´;ω;`)
出典:Twitterに投稿された内容。現在は削除済み

引用元:Yahoo!

良質なフードを与えても猫は腎臓病になる確率が高いのです。

だいたい7才ぐらいから腎臓病になり遺伝子病で生まれつき腎臓の悪い猫ちゃんもいます。

イナバチュールの塩分量は何の問題もなかったと証明されました。

LDK編集部さんの記事はこちら

LDK編集部さんの記事では塩分濃度0.4%~0.6%と書かれていましたがナトリウム量のことかしら?

にゃあこ
どちらにせよ
チュールの塩分量は低めでしたね。
ナトリウム量より塩分のほうが数値が高くなるけど1g~2g内なら問題ないです。
ポッチャリな猫ちゃんは控えめにね。

塩分を計りたいなら塩分計があるよ。

素人の自己判断で猫の塩分を控えるのは危険です

獣医さんは猫が腎臓病になってからフードを療法食にかえたり苦痛を和らげたりする治療を行います。

何度も言いますが減塩しても腎臓病は防げない場合があるからです。

逆におしっこを出す目的で塩分を多めに与えることも指導される場合もありますよ。

猫の飼い主アルアルなんですが、キャットフード味見しますよね?私はしますが…

にゃあこ
こんなしょっぱいフード塩分が多いからなんだわ。
うちの子には与えられない!

そう思って塩分を調べたら控えめだったりします。猫の味覚は

  • 甘みは感じることができず、塩味には鈍感で匂いで食べれるかどうかを判断します

人間が塩辛く感じるから塩分が高いとは限りません。猫が強く感じるのは

  • 酸味
  • 苦み

です。

人間の味覚と猫の味覚は違いますよ。

定期的に血液検査をして健康な猫ちゃんなら普通の食事を、病気の猫ちゃんは獣医師の指導の療法食を与えればいいのです。

ネットに惑わされないで!

塩分とナトリウムは同じではないです。

ナトリウムが0.4%~0.8%の間でしたら標準の塩分量です。

ナトリウムが0.4%以下なら腎臓病に配慮されたキャットフードなんですよ。

塩分が多いとネットで悪評が高いモグニャンのナトリウム量は0.3%で塩分がとても低いんですよ。

にゃあこ
塩分に例えると0.8gで腎臓病に配慮されたフードだと思います。

正しい計算式で猫ちゃんの1日の塩分量を飼い主が計算してみてくださいね。

ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)

ネットの情報ではなく獣医さんにアドバイスを聞くのが間違いないですよ。

にゃあこ
猫ちゃんの健康には塩も必要です。

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