どんな姿になっても生きていてほしい。
私も初めて飼い猫の命の炎が消えそうな時、そう思いました。
生きてほしいという思いが強すぎて無理な延命をしてしまって愛猫を苦しめた経験があります。
いつも一緒だった猫が居なくなるなんて「頭がおかしくなりそう」それどころが狂ってしまいそうな気持ちになりました。
飼い猫に先立たれる飼い主はひどく不幸なような気がしたが、ある猫と出会ってから「飼い猫が飼い主に先立たれる」ほど不幸なことはないと気付きました。
この記事は飼い猫が老衰や病気で亡くなりそうな人に読んでほしいです。
なぜ飼い猫が死ぬとこんなに悲しいの？
実際飼い猫を失った時の喪失感はハンパないです。
どれぐらい悲しいかというと、私の場合は父が亡くなったよりつらかったな。
そう思うのは父親はいずれ先立つ人で、猫は自分の赤ちゃんのような感覚があるからだと思います。
でも実際は猫の寿命は人間より短いものです。
飼い主が病気で早く亡くなるケースも多々あるのです。
猫は飼い主の死を理解できない
猫は自分と暮らした飼い主を忘れることはない生き物です。
飼い主が亡くなっても忠犬ハチ公のように自分の命が燃え尽きるまで毎日飼い主を待ち続けます。
帰ってくるはずのない飼い主を。
飼い主が迎えにくると最後まで信じている
前に引き取った「たまちゃん」は先に飼い主が亡くなった猫ちゃん。
息を引き取った飼い主からなかなか離れようとせず運搬するときに車に乗ろうとしました。
たまちゃんを飼い主さんから引き離すのにすごく苦労したのを覚えています。
人間が思っているより猫は人との絆や愛情か深いのです。
飼い主を親のように思い、深い愛情を注ぐのが猫。
飼い主を先に亡くした猫は自分が亡くなる直前まで「現れない飼い主のことをおもい」不安がります。
飼い主が先に亡くなった猫の心はなかなか元にもどらず、弱って死んでしまう猫さんもいます。
もし生き延びたとしても、毎日亡き飼い主を死ぬまで思って飼い主さんを待ちわびる。
それは、猫ちゃんにとってすごく悲しいことですよね。
飼い主に見送られる猫は幸せなんだよ
飼い主は飼い猫が先に亡くなるのは辛くて、いつまでも生きてほしいのは誰でも願うこと。
でも猫ちゃんは大好きな飼い主が側にいるだけで幸せなことで安らかな死を迎えられるのです。
そして飼い主との思い出とともに幸せな気分で虹の橋へ向かいます。
猫ちゃんに最期の時が近づいたら優しく声をかけ、撫でてあげてほしいです。
死は誰にでも平等にやってくるし、死は不吉なものじゃないと私は思っています。
見送るより見送られるほうがさみしくないはずなんです。
とことん愛猫と向き合って幸せな時間を与えてあげてほしいです。
あなたが愛猫のためにできることは、側にいてあげることです。
愛猫の死をおそれないで、悲しまないでほしいのです。
あなたと暮らした日々は愛猫にとって幸せだったはず。
