白血病陽性の子の看取りが辛すぎます|らんの父ちゃん

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

らんちゃんの飼い主さんからお手紙いただきました

差出人: らんの父ちゃん
題名: 白血病陽性の子の看取りが辛すぎます。

メッセージ本文:
2月に自宅敷地内で保護した子なのですが、保護して2ヶ月ほど経過したころ食欲低下、活動量低下がみられ動物病院を受診したところ白血病陽性、加えて重度の貧血症状があることが判明しました。


獣医からは長く生きることは難しいとのことで、安楽死かこのまま自然に任せるかの選択を提示されました。

しかし、とても人懐っこく重度の貧血であるにもかかわらず頑張って必死に生きようとしている姿を目の当たりにすると、このまま何もしないという選択肢を選ぶことができず、翌日から別の動物病院にて闘病を開始しました。

これまでに9回におよぶ輸血、他県の専門医を受診し精密検査、貧血を抑えるためにステロイドや抗がん剤、免疫抑制剤などの薬を投与してツライ治療にも頑張って我慢して耐えてくれていた我が子が、薬を変更したことによる副作用なのか原因がわかりませんが、10日の日曜日から食欲廃絶状態になってしまい、同時に嘔吐もみられたため、11日月曜日にかかりつけ医を受診し吐き気止め、抗生剤、補液をしていただきました。


しかし私はこの子の貧血の症状が進行することを恐れ、嫌がるこの子に副作用がでているかもしれない薬を投与してしまって激しく後悔しております。


病院受診後3日経過しますが、もう薬の投与は辞め、今は水だけは少し飲んでくれてはいますが、数時間後には嘔吐してしまい、トイレに行っても下痢をするような状態になってしまっています。


これまで自分がしてきた治療に対して激しい後悔しか残っておらず、この子に対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。


今は仕事を休職させてもらい、この子の残された時間を自宅で静かに過ごすことができるようにしていますが、いざこの子の死と向き合うと、この子がいなくなってしまうことの恐怖や、苦しんで逝ってしまうのではないか等考え、不安で押しつぶされそうな日々を過ごしています。やはり最後は苦しむのでしょうか? 

念の為に半年程前から酸素室をレンタルしているのですが、、、
自分自身でも30代後半にもなるオッサンが日々隠れて涙を流し、なにをやっているのだろうと自責の念にかられています。


まとまりのない文章になっていると思いますが大変申し訳ありません。

初めまして、らんの父ちゃんさん。

らんちゃん、頑張ったんですね、治療をしてかたからこそ、これだけ長く生きられたのではないでしょうか。

治療をしてもよくならない時期がきています。だから食べなくなったのです。

自然に任せても、とことん治療しても、最期が近づいてくると皆同じように

固形物を食べなくなる

水を飲まなくなる

治療を拒否する

ようになります。

薬を変えたことの副作用とかではないと思いますよ。

下痢、嘔吐は終末期では普通のことで、体の中を空っぽにして、楽に逝く準備をしているんだと考えてくださいね。そのうち、ピタッととまるので。

自分を責めないでください。らんちゃんは飼い主さんの懸命な介護、治療によって寿命が延びたんです。

治療は苦しかったかもしれないけど、らんちゃんら、飼い主さんの側にできるだけ長く居たいから頑張ったんですよ、きっと。

いい大人が涙なんてと思うかもしれませんが年を重ねるたびに涙もろくなるのは普通のことです。

大切な子との別れなんですもの、何歳になっても悲しいものです。

看取りって温度差があり人によってはトラウマになるかもしれません。息を引き取る瞬間を見るんですもの。

苦しんで見えることがあると思いますが脳が酸欠状態、貧血気味になると、意識がなくなり

麻酔にかかったような状態になります。

なので痛みは感じず、苦しくないはずです。大丈夫です。

口をパクパクするようなしぐさ、水を自ら経った場合は何もせず、見守ってあげてくださいね。

そこで、何かしてしまうと、天然の麻酔が切れてしまい苦しみます。

逝くとき、大好きな人が側にいることは、どんな治療よりも効果的で、らんちゃんの心の支えになっています。

人は逝くとき、人恋しくなって寂しく、怖いといいます、猫ちゃんもそうだと思います。

幸せを感じとれるように、らんちゃんの側にいてあげてください。

らんちゃんにとって飼い主さんに保護されたのは最後の贈り物で、ラッキーなことだったんです。

保護してくれて、ありがとうございます。優しい人間もいるんだって、らんちゃんも思っているはず。

私も、遠くから、らんちゃんが苦しみませんようにって祈ってます。

飼い主さんもあまり、無理しないでね。寝るときは寝て、悔いのない介護をしてあげてください。

看取りは誰でも経験すること、大丈夫、大丈夫ですよ。不安に思わないで。

令和5年12月13日

らんちゃんのその後

題名: らんの現状

メッセージ本文:
にゃあこさんこんにちは。

こころ優しいメッセージを大変ありがとうございました。励みになります。

らんの現状ですが、先日と変わらず水を何度か飲み、下痢と嘔吐を繰り返しています。


感染症なのかもしれないと考えていますが、貧血もかなり進んでいるだろうし、このまま病院に連れて行ったとこでこの子をさらに苦しめてしまうだけなのではと思っています。

しかし、嘔吐と下痢を繰り返しかなりキツイ様でとても心配です。
せめて嘔吐と下痢の症状だけでも治ってくれたら良いのですが、、、


息も絶え絶えの子に対して、とてもひどい表現になってしまいますが、もう早く楽になってほしい。


こんな状態になりながらも、自力でトイレに行き、水を飲む姿を見てると、どこにそんな力があるのだろうかとこの子の生命力の強さに驚いています。


満足に眠ることもできているのかどうか、、、
日課である、抱っこしながらの散歩を今も求めてきます。

私自身もこの子にとことん付き合う覚悟でいますが、最後の時はどうにか苦しまないように逝ってくれることを願うばかりです。

こんにちは、らんちゃんの飼い主さん。

早く楽になってほしいと思いますよね、そう思うのは普通です。

でも、もう少し一緒にいたいような…早く旅立ってほしいようか…ふたつの気持ちの中で揺れ動く。

複雑な気持ちで過ごしているでしょう。

旅立つ前は吐いて下痢をするを繰り返す子が多いです。

もう逝く前なら、それを止めちゃうと、さらに苦しくなります。便秘の方が苦しいようです。

いずれ、下痢も止まると思うので心配しないでくださいね。

ちゃんと眠れていると思いますよ。

日課の散歩もねだるのですね?らんちゃんは飼い主さんが思っているより、幸せを感じているようですよ。

体調は悪いけれど、いつも通りの生活に飼い主さんが、ずっと側にいるんですから。

自然に任せるとトイレも最後まで自力で行くことが多いです。最後まで猫らしく生きることができるんですよ。

見た目は弱々しくて痛々しく感じるかもしれないけれど、猫ちゃんは強く逞しく、最後まで懸命に生きようとします。

動けなくなったら、潔く逝くのが動物にとって自然な姿なのです。

最後まで安らかに苦しまず過ごせますよ、大丈夫です。

令和5年12月15日

Twitterでフォローしよう