老猫なら治療しない選択もある【看取りはつらい】

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猫ちゃんが高齢で悪性度の高いガンなどの場合は治療しないほうが生活の質を落とさず、延命できることが多々あります。

愛猫に余命宣告をされた飼い主はパニックになり判断能力がなくなるんですよね。

でもその治療は

  • 猫の負担になる
  • エンジェルタイムを治療に費やしてしまう

この世で最後の時間を「延命すること」だけに執着して猫を苦しめてしまうことがあるのです。

命は有限であることを私たちは忘れがちです。

寿命がきたとき楽に逝けるタイミングを延ばせば延ばすほど薬ではとれない苦しみが増してしまいます。

多分、猫がしゃべれるのなら「もう安らかに眠りたい…眠らせて」と言うかもしれません。

そうならないために飼い主は終末期は獣医師に

  • 余命
  • 病状
  • 苦しみをとる方法
  • 治療方法

を聞いてみて積極的に獣医師とコミュニケーションをとってみてください。

アビちゃんの飼い主さんからのお手紙

今回はアビちゃんの飼い主さんからお手紙をいただきました。

悪性度の高い腫瘍ができたアビちゃん、高齢であることを配慮して「治療しない選択」をした飼い主さん。

■ お名前 アビ

■ 題名 覚悟を決めていますが泣き続けています

■ お問い合わせ内容

はじめまして。こちらの記事を拝読し、14才の愛猫の死が近いことがわかりました。
昨年秋から乳腺腫瘍ができており、悪性度・再発率も高いこと、高齢であることを考慮し、
治療をしない選択をしました。
余命数ヶ月と言われましたが、今まで生きてくれています。

しかし、昨日からフードを食べなくなり、目は涙が大量に出ており、くちゃくちゃです。
いつもは行かなかったベッド下か玄関のタイルの上でじっとしているようになりました。
目薬を付けるべきか調べていたところ、こちらの記事に行き着き、
終末期であることを覚悟しました。

覚悟していたとはいえ、あまりに辛くて、泣き続けて過呼吸を起こしています。
しかし、こちらの記事を拝読し、アビを撫でて穏やかに送る心構えができました。

詳細な内容に感謝いたします。
これまで何匹もペットを送ってきましたが、今回は一番ツライです。
野良でしたので、なかなか人慣れしない、とてもむずかしい子でしたが
私には癒しをくれたエンジェルでした(です)。


やむを得ず、その後、2匹の野良を家猫にしましたが、
アビにとってはお母さんを取られてしまい、寂しい思いをたくさんさせたと思うと
それが後悔です。いつも「アビちゃん、ごめんね」と言っています。

なかなか涙は止まりませんが、私がしっかりしなくてはと思います。
幸いリモート中で、家にいてあげられるのがよかったです。

あと少しの貴重な時間を大切に過ごします。
たくさんのことを教えてくださり、ありがとうございます。

アビちゃんという猫は飼い主さんにとって特別な存在のようです。

飼い主と生活を共にした猫ちゃん。どの子が旅立っても悲しいし、看取りは慣れることはありません。

その中でも思い入れのある子の看取りは精神が崩壊するぐらい悲しい。体中の水分が無くなってしまうぐらい涙が止まらないものです。

ほんとにツラいツラいよね。時間が止まればいいのに。

猫も人も看取る側が辛い…逆に見送られるのは実はとても幸運なこと。

だからアビちゃんはしあわせ!体調の悪いときに優しい飼い主が側にいて心強いことでしょう。

アビちゃんの飼い主さん、今は悲しいかもしれませんが「あの時ちゃんとアビちゃんをちゃんと見送ってあげて良かった」と思う日がきますよ。

どうか最後に貴重なエンジェルタイムをたくさんの愛情でつつんであげてくださいね。

お手紙ありがとうごさいます!これを読んだ全国の飼い主さんが救われます。

このblogでアビちゃんの飼い主さんの気持ちが少しでも救われたのなら幸いです。

ゆるりねこblog運営主にゃあこ

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