野生のオス猫は子育てをしない？実はイクメンだった！

こんにちは！にゃあこです。

野生のオス猫って、あまりいいイメージがないですよね。

メス猫に子育ては任せて知らん顔。

しかもオス猫は、メス猫の子供が居なくなるとすぐ発情するという性質を利用して自分以外の血筋の子猫を殺すこともあります。

残酷なようにみえますがこれが自然の掟であり、動物社会のバランスをとっているのです。

オス猫は、ほとんど子供と顔を合わすことがありません。

野生のオス猫さんは自分の子供たちを守るために影で涙ぐましい努力をしているのにもかかわらず家族である妻や子供からは嫌われます。

子孫を残すためオス猫同士の激しい争い

自分の子孫を残すためオス猫同士の争い弱いオス猫は自分の子孫も残せず、赤ちゃんができたとしても他のオスに殺されてしまいます。

猫社会では強いオス猫と経験豊富なメス猫が優位なんです。

メス猫が発情期にはいるとオス猫たちはメス猫をめぐって激しい戦いを繰り広げます。

なにしろメスが発情するのは約３日から7日ぐらいなのでオス猫たちも必死です。

やっと念願のモテメスを手に入れようとしても…

メス猫はボス的な強いオスと交尾をしますが、気がのらない場合は相手しないこともあります。

オス猫は経験豊富なメス猫を好む

野生のオス猫は若いメス猫より、経験豊富な成熟したメス猫を好みます。

子育ての経験のないメス猫は避けられる傾向があります。

人間で言うと熟女と言われる年齢のメス猫が一番もてるんですよ。

若いオス猫ほど年上の経験豊富なメス猫を求めます。

恋の季節は眠れない

恋の季節は寝ないで目当てのメスを追いかけ回します。

ようやく夫婦になったものの安心はできません。やはりモテるメスには多くのオスが群がるもの。

一番手であるボス猫は自分の遺伝子だけを残すために色んなメス猫と何回も交尾します。

二番手、三番手のオスが、交尾のチャンスをうかがっているため油断できないのです。

モテるメスの周りには輪を描くようにオス猫が順番待ちをしているのです。

弱いオスほどメスから離れています。

一番手のオスは、メスが発情している時期はメスから離れられず寝不足になります。

メス猫は他のオス猫とも浮気する

メス猫は他の強いオス猫とも積極的に交尾します。

その理由は、多くの強い遺伝子をもった子供を残すのとオス猫の子殺しを防ぐためのメス猫の知恵かもしれません。

野生のオス猫は自分以外の遺伝子をもった子供を殺してしまうからです。

メス猫も、たくましいもので一番強いオス猫に自分の子供たちを守ってもらうのです。

メス猫が安心して出産できるように守る

安心して出産できるようにパトロールします。そしてメス猫が穏やかに過ごせるように縄張りを守りマーキングをするのです。

毎日、それぞれの奥様の見回りで休む暇もありません。強いオスは奥様が沢山居るのです。

オス猫は自分の子供も守ります

やっと子供が生まれてひと安心といいたいところですが、他のオス猫が子猫を殺しにきます。

他のオス猫による子殺しから子供たちを守るために近寄るオス猫をすべて追い払うのです。

男はつらいよ

奥様であるメス猫に会いにいっても子育て中のメス猫は機嫌が悪く威嚇されます。オス猫は子育て中のメス猫に近寄れずジッと見守るしかないのです。

母猫の留守中に子供たちだけで無事なのか？心配で様子を見に行きます。

しかし子猫はオス猫を威嚇します。

会いにいっても我が子に嫌われるなんて、父親ってツラいですよね。

それでも、他のオス猫から我が子を守るためお父さん猫は寝る暇もなく他のオスと戦うのです。

そして親子が無事に生きていけるよう遠くから毎日、見守るのです。

お父さん猫は休む暇もありませんね。

意外とイクメンなんですが妻にも子にも疎まれます。

まさに男はつらいよ…ですね。