老猫がごはんを食べない…どうしよう?ってなったとき読む記事

こんにちは、にゃあこです。
うちの子もシニアになってから、「あれ、今日食べてないな」って日が増えました。
ごはんの時間に真っ先に走ってきてた子が、今日はソファから動かない。お皿の前に来たのに、匂いを嗅いだだけで、そのままペタンと座っちゃう。
……心配ですよね。私もその姿を見るたびに、そわそわして何度もお皿をのぞきに行ってました。
でもね、ひとつだけ覚えておいてほしいんです。
シニア猫の「食べない」は、「歳だからしょうがない」で流しちゃいけないサインなんです。
ここでは、原因・見極め方・病院に行くタイミング・おうちでできる工夫を、獣医師さんの情報をかりながらまとめてみました。長いので、いま心配な方は「病院に行く目安」だけ先に飛んでもらっても大丈夫です。
まず、この5つだけ思い出してほしい

食欲が落ちたな?と思ったら、頭の中でチェックしてみてください。
この5つで、「今日は様子見でいいかも」か「もう病院行ったほうがいい」かが、けっこう見えてきます。
老猫が食べなくなる理由、いろいろあります

1. 口の中が痛い(歯周病・口内炎など)
これ、すごく多いんです。「食べたくない」んじゃなくて「食べたいのに痛くて食べられない」パターン。
うちの子もこれでした。気づいたサインはこんな感じ。
ひとつでも思い当ったら、お口の中を疑ってみてください。シニア猫は歯周病が進みやすいんですよね。
2. 慢性腎臓病
高齢猫でいちばん多い原因のひとつ。猫の死因でトップと言われる病気で、10歳以上の子の3〜4割がかかってるという報告もあります。
体内の老廃物がうまく出せなくなって、気持ち悪さやだるさで食欲が落ちるんです。しかもゆっくり進むから、気づいたときにはけっこう進んでた…というパターンも多いみたいです。
3. 甲状腺機能亢進症
「たくさん食べてるのに痩せていく」「夜中に鳴きながらウロウロする」がこの病気のわかりやすいサイン。
でも、進むと食欲が落ちてくることもあるんです。あと、この病気は腎臓病の数値を検査に出にくくしちゃう(隠しちゃう)こともあって、腎臓とセットで見てもらうのが大事。
4. お腹の病気(慢性腸炎・膵炎・腫瘍など)
吐き気やお腹の痛みで食欲が落ちます。少しずつ痩せていく慢性腸炎、腫瘍など見逃されやすいんだそう。
5. 加齢そのもの
匂いや味が感じにくくなったり、運動量が減って必要なカロリー自体が減ったり。これは本当にあることです。
でもね、これは他の病気を全部調べたうえで、最後にやっと考えられるもの。最初から「歳だから」と決めつけるのは、ちょっと危ないんです。
6. ストレス・環境の変化
引っ越し、模様替え、同居猫の変化、生活リズムが変わった…。シニア猫は変化への耐性が下がってるので、ちょっとしたことで食欲が落ちちゃいます。
ここだけは知っておいて。「肝リピドーシス」のこと

これ、いちばん大事なので、少し真面目に書きますね。
猫って、絶食にすごく弱い動物なんです。食べない状態が続くと、体が「じゃあ蓄えてある脂肪を使おう」とするんですが、その脂肪が肝臓にたまって、肝リピドーシス(脂肪肝)という命に関わる病気になってしまうんです。
「明日は食べるかな〜」と2日、3日と待つのが、いちばん危ない選択になりがちです。ただし、看取りの段階にきていると、話しが違ってきます。見守る事が必要となります。
病院に行く目安

| こんなとき | 目安 |
|---|---|
| まったく食べない | シニア猫は12時間で相談、24時間で病院 |
| ちょっとしか食べない | 3日(72時間)続いたら病院 |
| 3日まったく食べない | 緊急! 夜間・休日でも救急病院を探す |
下のどれか1つでもあったら、時間関係なくすぐ病院へ。
シニア猫は体力の余裕が少ないので、若い子よりずっと早く悪くなります。「まだ24時間経ってないし…」って迷わなくて大丈夫ですよ。
おうちでできること(元気があるときだけ)

吐いたり下痢がなくて、元気があるなら、こんなのを試してみてください。猫の食欲って、ほんとに匂いが大事なんです。
色んなフードを試してみてくださいね。スーパーに売っているフードなら安心して与えられます。
うちのチコちゃんは食欲のないときにセイバーエクシジェントというフードを好んで食べています。我が家も色々試しております。

でもね。工夫してもダメなら、迷わず病院です。ここだけは覚えておいてください。
病院では何を見てもらうの?

獣医さんは「何日食べてないか」より「なんで食べないのか」を探そうとします。
急に始まったのか、だんだん減ってきたのか。体重は? 水はよく飲む? 吐いてる? こういう情報がめちゃくちゃ役立つので、行く前にメモしておくのがおすすめです。
検査は血液検査(腎臓・肝臓・炎症・甲状腺)、尿検査、レントゲンやエコー、あとはお口の中の細かいチェックなど。
高齢猫はひとつじゃなくていくつかの病気が重なってることが多いので、全身をまるっと見てもらうのが大事なんです。
おわりに

食べない理由が病気でも、治療で良くなることはたくさんあります。早く見つければ進行をゆっくりにできる病気も多いです。
7歳を過ぎたら定期健診を習慣に。そして「歳のせいかな」で流さず、なんか違うなと思ったら早めに相談する。
それが結局、いっしょにいられる時間をいちばん長くしてくれるんだと思います。
うちの子はある日突然ウェットしか食べなくなって、原因は歯でした。「もっと早く連れて行けばよかったな」って、いまでもちょっと思います。だから、どうか迷ったら迷わず病院へ。
にゃあこでした。
この記事について
動物病院やペット保険各社の獣医師監修コラム、獣医学雑誌の肝リピドーシス臨床レビューなどを参考にまとめました。症状や受診の判断は子によって全然違うので、最後はかかりつけの獣医さんに相談してくださいね。








