5歳で急性腎臓病に?治療を拒否するチャチャまるくん
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チャチャまるさんの飼い主さんからお手紙いただきました

■ お名前 チャチャまる

■ 題名 5才の急性腎臓病

■ お問い合わせ内容

里親募集で生後2ヶ月くらいほどの茶トラの雄が5才で急性腎臓病になってしまいました。ひと月ほど病院通いましたが、病院のストレスや薬を嫌がったりと、どちらもやめました。

下痢や嘔吐、ご飯はチュールタイプのものを2、3本。動いているので、はたからみれば 普通に見えます。若さだけが悔いに残り、治療した方がいいのか悩みますが、病院に連れて行くのに心が痛みます。

1日入院した時のチャチャまるの姿が痛々しく、やっぱりもう退院させたくらいでした。この先 どうやって向き合えばいいか不安です。涙が溢れるように出てしまいます。

初めまして、チャチャまるさんの飼い主さん。お辛いですね。

5歳で腎臓病を発症したということは、生まれつき腎臓が弱かったのですね。

猫ちゃんにも

  • 治療を受け入れる
  • 治療を拒否する

どちらかに分かれます。

高齢猫なら治療を拒否しても、老衰のほうが早いかも…と諦めがつくのですが

まだ、5歳なのね。

治療によって、あと何年も生きるのなら治療を頑張ってもいいと思いますが、

余命などはどんな感じなのでしょうか。

若くても猫ちゃんにとって腎臓病は命にかかわる病です。

私の考えなんだけど

治療することによってストレスの方が上回るのなら、治療してもよくならないこともあります。

猫ちゃんにとって辛い辛い治療なんです。

そうゆう場合は、もう自然に任せるのもアリだと思います。

その選択をするのならば飼い主さんは「治療をしないせいで寿命が縮まった」と自分を責めるのをやめてくださいね。

例え猫ちゃんの寿命が縮まったとしても、健康で生きれる時間、猫らしく生きれることは間違いないでしょう。

飼い主さんから見て病院へ行く事が痛々しく感じるのなら、よほどチャチャまるくんにストレスがかかっているのかな。

飼い主さんが覚悟を決めて自然に任せ、その時がきたら見送ってあげる。案外、チャチャまるくんが幸せに生きれるかもしれませんよ。

チャチャまるくんは、まだ生きています。飼い主さんが泣くと心配するので

普通にいつも通り接してあげてね。

令和5年8月17日

チャチャまるくんのその後

差出人: 岡部幸代
題名: 5才の急性腎臓病

メッセージ本文:
読んで頂きありがとうございます。アドバイスもありがとうございます。点滴してから2日間はぐったりで、3日めからは動いてますが、また点滴の繰り返しなので良いのかどうかわかりません、

先生は3日おきの点滴がいいと言います。薬も粉にしてチュールに混ぜて歯の内側に入れてましたが、とても苦痛のようで逃げる、口にいれると固まる、食べものが口に入るのが気持ち悪いようです。

なので薬も7日間しか飲ませてないです。余命はわかりません、

お盆休みがあったので病院に連れていくこともなく、明日から診療ですが、かなり混むので2時間待ちはざらです。やはり、若いと老衰のようにゆっくり自然とは逝くことは出来ないでしょうか、

よく聞く尿毒症で苦しむから点滴はした方がいいとありますが、どうなのかな、痙攣も強く出てしまうのかな、やっぱり不安だから病院なのかな、答えがふらふらしてしまう。


また、腎臓病の原因は百合ではないかと、庭にありました。家の中にさえなければと思っていただけに、これは私の責任です。これも悔やまれます。

若くても、終末期はなるべく老衰に近付けるようにします、なので枯れるようにいくのは可能です。

よく尿毒症になるから点滴をする、それは正しくもあり、間違いでもあります。

まだまだ、生きる可能性がある場合には有効だと思いますが、もう余命わずかの場合は尿毒症以前の問題で、点滴は害になることも多いです。私のブログで何回も書いてあるので、またお読みになってくださいね。

2時間待ちとは猫ちゃんや、飼い主さんの負担になりますよね。

点滴して前より良くなっているのなら、点滴をして様子を見てみましょ。

ただ、変わらないのなら、その点滴は不必要なのです。

猫ちゃんの投薬はとても難しく、失敗すると二度と口をあけてくれないか、泡をふいたりする子もいます。

こうなると無理やり与えることは困難になります。

百合が原因なのですね。急性の腎障害を起こす原因となるのが百合。おきてしまったものはしょうがないです。

百合による腎障害

猫の中毒は、さまざまな植物や化学物質、食品で起こります。

食べ物では、タマネギやチョコレート、化学物質ではニコチンやエチレングリコールなどです。

植物では、ユリが有名で、猫にとって危険な中毒を引き起こします。

ユリは、春から夏にかけて咲く花ですが、日本では仏花としても使われることがあり、ユリ科植物は花屋などでも一年中見かけることができます。

ユリ中毒では、急性の腎障害を引き起こします。

少しかじったり食べたりしただけで、重度の急性腎不全になり、数日で亡くなってしまうこともあります。

ユリのどの部位も猫にとって毒性があり、花弁、葉、茎だけでなく、花粉やおしべ、ユリ根などでも中毒になります。

植物だけではなく、ユリを活けていた花瓶の水などでも中毒が起こるといわれています。

なお、ユリ中毒は、ユリ以外のユリ科植物でも起きます。

食べたユリの量や食べてからの時間、猫の状態などから判断し、適応であれば催吐処置や胃洗浄、活性炭の投与などをします。

また、ユリ中毒には、それを解毒する薬はなく、基本的には急性腎不全の治療が行われます

急性腎不全の治療は、輸液療法や利尿剤、制吐剤の投与などを行います。

状態によっては、尿道から膀胱に細い管(尿カテーテル)を通し、尿量をモニターしながら治療します。

重度の急性腎不全の状態であれば、透析を行います。

※透析とは腎臓で排出されず血液にたまった毒素を減らす方法

透析には、腹膜透析と血液透析があり、どの動物病院でも行えるわけではありません。

特に血液透析は特殊な設備と人手が必要なので、行える施設は比較的限られています。

腎障害が始まる前に、集中的なモニターと輸液治療などを始めると、経過は比較的良いといわれています。
輸液療法は少なくとも24~48時間は行うことがすすめられています。

逆に、ユリの成分を摂取した後、18時間以上経過してから治療を始めた例では、経過は厳しくなる傾向にあります。

中毒が重度である猫や無治療の猫は、急性腎不全により、3日から1週間前後ほどで死に至るといわれています。

一命をとりとめても、ユリ中毒の後遺症として慢性腎不全が残る猫もいます。

中毒では、それぞれの動物種にとって何が危険なのか知識を持ち、それらを摂取しないような環境を作ることが何より大切です。

さらに、ユリをかじる、食べる、なめる、またはその疑いがあれば、症状が現れていなくても、すぐに動物病院に連れて行き、診察を受けましょう。

引用元:fpc

飼い主さん、どんなに気を付けてても事故はおこります。自分を責めないでくださいね。

今パニックになっているだろうし、不安も大きいね。

若くとも枯れるように逝くことは可能ですので、心配しないで。

令和5年8月17日

チャチャまるくんの飼い主さんの気持ち

差出人: チャチャまる
題名: 5才の急性腎臓病

メッセージ本文:
毎日 こちらのブログを隅々まで読ませて頂き 頭に入ってるにもかかわらず、何かにすがるような思いになってます。

二階の階段もスルスル動き、つめとぎもする普通に見えても、ご飯は数粒で、食べるとその日に吐いて、水も飲むと少し気持ち悪いよう。

下痢もしてるし、体調は良くない。それを黙って見てる私は なぜ病院に連れていかないのかと また葛藤が始まる。

逃げるチャチャまるを捕まえてゲージに入れることが出来ない。

飼い主がきれいごと言ってたら辛いのはチャチャまるなのかも。

顔も毛並みも若い姿なのに。ほとんど隠れて寝ることが多く、おしっこも少しで回数も減った。

在宅の点滴もあると かかりつけの先生から話しはありましたが、抱っこ嫌いで捕まえながら点滴出来るとは思えないし、何が正解かはなく、どれも正解だと先生は仰っていました。

この先の不安は耐えれるか 本当に辛い気持ちだけ書いてしまってすみません。

チャチャまるくんの飼い主さん、今、一番お辛いですよね。

大丈夫ではないですよね。その気持ち解ります。

でもチャチャまるくんは、まだ生きています。

人は人、猫もそれぞれ

罪悪感を持たなくてもいいと思います。でも、皆、何も出来ない状況になると、罪悪感を抱くんですよね。

最期の時がきて、何もすることがなくても

もっとすることがあるんじゃないか

病院にいかなければならない

など焦りに似た感情が沸いてきます。

先の不安は耐えられるかどうかわかりませんが、チャチャまるくんには今しかないのです。

辛いって気持ちで書いたお手紙、謝らなくていいんですよ。

ごめんね、私は聞く事しかできないけれど

令和5年8月24日

チャチャまるくんのその後2

題名: 5才の急性腎臓病 その後

メッセージ本文:
にゃあこさんの チャチャまるは、今 生きていますの言葉に、このままではいけないと受診しました。

結果 下痢も嘔吐も治まりました。ごめんね、辛かったね 嫌がるからと躊躇してはいけなかった。

6月下旬にふらつきがあって受診し、7月初めに急性腎臓病 ステージ3 静脈点滴のために2日間の入院となりましたが、チャチャまるが暴れて点滴できず1日の入院で帰宅、あの時のチャチャまるの姿がもう帰してと訴えていて 忘れられない。

だから恐怖との戦いなんだと思います。でも、チャチャまるの体が少しでも楽になるなら、やっぱり病院行くのがいいと決断しないといけない。

血液検査はしてませんが入院時にステージ4の結果なので悪くなってるのは間違いないです。

吐き気止めの点滴をしてもらいなが 次の日はちょっと食べて、段々食べなくなって、また点滴してと 週2回ほど通院してます。

先生も驚くほど元気があるねと言うくらい動いてます。爪とぎ キャットタワー登り降り 紐で遊ぶ 背中にジャンプと どこにそんな力があるのか分からないくらいです。若いから?若くして病気は辛いよね。

色んな感情が沸いてきます。にゃあこさん、そしてゆるりねこblogに寄せられた皆さんの言葉に勇気と感謝いたします。これからどうなっていくか不安はありますが チャチャまるを精一杯愛してあげることはかわりません。

お久しぶりです。点滴をしておられるのですね。

チャチャ丸くんが少しでも楽になるようなら、点滴を今のペースで続けるのもありなのでは?

猫ちゃんって、わりと最後まで元気で、言葉は悪いのですが、しぶとく生きます。

お手紙を読んでいると飼い主さん、少し落ち着かれてホッとしています。

お手紙ありがとうございます。

私はチャチャ丸くんと飼い主さまが少しでも一緒に過ごせるよう祈ってますよ。

令和5年9月3日

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