拡張型大動脈狭窄症(かくちょうがたしんきんしょう)とは?分かりやすく解説します

大動脈狭窄症が軽度の場合は、まずお薬で心臓の負担を減らしながら、状態を丁寧に見守ることが多い病気です。しっかり管理することで、普段と変わらない生活が続けられるケースも少なくありません。
ただし、症状が出てきたり、心臓が大きくなるなど進行がみられる場合は、内科治療だけでは十分な改善が見込めないこともあります。その場合、血液の流れを良くするために、狭くなった部分を広げる外科的な治療を検討することがあります。
手術にはリスクもありますが、どの治療が最適かは、お家の子の状態を見ながら獣医師と一緒にゆっくり相談していくことができます。焦らず、一つひとつ選択していきましょう。
拡張型心筋症について

拡張型心筋症は、心臓の筋肉がしっかり動けなくなり、心臓が大きく広がってしまう病気です。聞くと不安になるかもしれませんが、病気の特徴を知ることで、より安心して対策を続けていくことができます。
なぜ発症するの?
原因はさまざまで、
といった要素が関わることがあります。
気づきやすい症状
進行初期はほとんど症状が出ないことも多いため、飼い主さんが悪い変化に気づけないのは当然のことです。重度になると、

などの症状が見られることがあります。もしこうした様子が見られたら、すぐに病院に連絡しましょう。
診断方法

治療方針を決めるために、いくつかの検査を組み合わせて心臓の状態を詳しく調べます。
どの検査も、お家の子の負担ができるだけ少なく済むように行われますので安心してください。
治療について

拡張型心筋症は、進行をゆるやかにし、できるだけ心臓が楽に働けるようにすることが治療の目的になります。
症状が強く出ているとき(急性期)
早めの対処で、苦しい状態を大きく改善できることも多くあります。
安定しているとき(慢性期)
薬の内容や量は状態に合わせて細かく調整されるため、定期的な通院がとても大切です。
飼い主さんへ

拡張型心筋症は、確かに注意が必要な病気です。しかし、正しい治療と日々の観察で、穏やかに過ごせる時間をしっかり守ることができます。
呼吸の様子、食欲、元気など、いつもの生活の中で気づいたことがあれば、どんな小さなことでも遠慮なく獣医師に相談してください。
飼い主さんと獣医師が一緒に見守ることで、お家の子にとって最適なケアを続けていくことができます。
大動脈狭窄症の治療できる病院
大動脈狭窄症の治療(心エコー精密検査・カテーテル治療・外科治療など)に対応している全国の主な高度医療センターの公式ホームページをまとめました。
【北海道・東北エリア】
● 北海道大学 動物医療センター
https://www.vetmed.hokudai.ac.jp/vmc/
【関東エリア】
● 日本動物高度医療センター(JARMeC)
https://www.jarmec.jp/
● 東京大学 動物医療センター
https://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/
● 埼玉動物医療センター
https://www.samc.jp/
【中国・四国エリア】
● 岡山理科大学 獣医臨床センター
https://www.ous.ac.jp/vet/clinic/




