猫の多発性嚢胞腎【PKD】は遺伝性疾患です

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チコちゃん
多発性嚢胞腎になりやすい猫種を知りたい!
純血種はなりやすいの?

そんな疑問に元ブリーダーの私が専門用語を使わずにわかりやすく答えます。

純血種だから病気になるわけではなくて親猫の組み合わせによって病気が引き継がれます。この病気を防ぐのはブリーダーが前もって親猫の遺伝子検査をすることが必須となります。

遺伝性疾患になると飼い主さんや猫ちゃんが不幸になるだけではなく、遺伝性疾患を発症した猫はペット保険が効かないことが多く医療費が高額になります。

遺伝性疾患が発症する可能性のある猫ちゃんはペット保険を慎重に選んでくださいね。

  • 保険加入後の発症なら保険が効く
  • 保険加入後でも獣医師が遺伝性疾患であると診断した場合は保険が効かない

上の2つに分かれているので、ちゃんと保険会社に確認してみてください。

保険スクエアbang! ペット保険に問い合わせてみる。

多発性嚢胞腎たはつせいのうほうじんは腎臓の病気で遺伝性疾患のひとつで猫ちゃんに多いです。

遺伝性の先天的な病気のため、残念ながら予防法はありません。
ペルシャ系やアメリカン・ショートヘアなど、この病気がよく見られる猫種の場合は、幼猫の頃から注意を払い、気になる症状がみられるようであれば早めに受診しましょう。ネコちゃんの多発性嚢胞腎は常染色体優性遺伝であることがわかっています。
常染色体優性遺伝の疾患の場合、この遺伝子を持っているネコちゃんは必ず病気を発症しますので、両親のどちらかがこの病気を持っていると、子どもは50%の確率で発症することになります。この病気のネコちゃんを増やさないためにも、この病気を発症したネコちゃんを繁殖に使わないこともたいへん重要です。

引用元:みんなのどうぶつ病気大百科https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/1188

この記事を読んでわかること
  • 多発性嚢胞腎のこと
  • どの猫がこの病気にかかりやすいのか

多発性嚢胞腎はどんな病気?

たまちゃん

腎臓に液体を貯め込んだ球状の袋ができてしまいます。病気が進行するとこの球状の袋が増加し正常な腎臓を圧迫して最終的には腎不全になります。

症状は

  • 水をよく飲む
  • おしっこをたくさんする
  • 食欲不振
  • 嘔吐
  • 脱水
  • 貧血

です。

しかも多発性嚢胞腎は治療法がなく病気が進んでないか検査することしかできません。

  • 点滴
  • 療法食

を中心に猫が苦痛を和らげる治療をすることしかできません。

ただでさえ猫は腎臓病になりやすいのに多発性嚢胞腎という病気にかかっていると、とても短命になります。

にゃあこ
だからブリーダーはこの親ネコが多発性嚢胞腎にかかってないか先に調べてるの。
親ネコから遺伝するからね。

多発性嚢胞腎にかかりやすい猫種

意外と多いね
多発性嚢胞腎
  • ペルシャ
  • アメリカンショートヘア
  • 雑種
  • スコッティシュ・フォールド
  • マンチンカン
  • ブリテッシュ・ショートヘア
  • ラグドール
  • ラガマフィン
  • ミヌエット
  • ヒマラヤン
  • エキゾッチック・ロングヘア
  • キンカロー
  • セルカークレックス
  • バーマン

上の猫ちゃんを飼っていて遺伝子検査をしていないブリーダーさん、里親さんから譲ってもらった場合は遺伝子検査をしておきましょ。

何もわからず

  • 血が濃い
  • 遺伝病の可能性があるオスとメス

の場合は絶対に交配させてはいけませんよ。

たまちゃん
前もって猫の病気を知って長く暮らしたいのにゃい!
遺伝性疾患の検査は一度きりの検査でそんなに高くありません。
不安を取り除くために調べてみてね。

他の遺伝性疾患については後日書きますね。

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