とことこん治療しても自然に任せても悔いが残るのが看取りのつらさ

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キキちゃんの飼い主さまからお手紙、、、何回も読ましていただきました。飼い主さんの心の叫びが伝わり、涙が自然に溢れました。

このゆるりねこblogをたまたま読んでくださり

自ら命を絶とうとした事、思いとどまってくれてホッとしました。

生きていてくれてありがとうございます。

私もそんな気持ちになった事があり、後悔、苦しみの毎日を過ごしました。自分の決断が間違っていたのではないか?

あの子を殺してしまったのではないか「死んでしまいたい」気持ちが強かった時期がありました。

でも飼い主が後追いをしてしまったら亡くなった猫ちゃんに会えないし、きっと猫ちゃんも悲しむと思うんです。

私自身、自死で先立たれた身内がいます。多分死ぬまで、その傷は癒えることはないでしょう。

旅だった猫ちゃんや家族のためにお互い精いっぱい生きましょうよ。

生きているかぎり

  • 悲しいこと
  • 楽しいこと
  • 幸せ
  • 苦悩する
  • 出会い
  • 別れ

が交互にやってくるんです。

黒木さまからお手紙いただきました

差出人: 黒木○二郎
題名: 心が救われました。

メッセージ本文:
先月、我が子のように恋人の様に
16年間一緒に過ごしてきた
保護猫のキキちゃん(メス)が天国へと旅立ってしまいました。


慢性腎不全になって3年10ヶ月、
定期検診、自宅点滴や飲み薬、療法食など、
少しでも長生きして欲しい一心で
自分が出来る事全てをかけて必死に看病してきました。


ですが、ある日突然歩けなくなり
ブログで書かれている様な症状状態となり
私が見守る中、眠る様に逝ってしまいました。


呼吸困難になった時、病院に行こうか行かまいかものすごく葛藤したのですが、家族の助言もあって
自宅で最後を迎えさせてあげる事にしました。


ですが、あの時、病院に行っておけば
助かったかも知れない思いが強くなって
そうしなかった自分が殺してしまったんじゃないか?間違った選択をしたんじゃないのか?


後悔と苦悩の毎日を過ごしてきました。
自分も死んでキキに謝りに行こうかとも
本当に考えました。


ですが今日、偶然たまたまあなた様の
ブログを見つけて拝読いたしました。
ありがとうございます。


少し心が救われました。
あの時の苦渋の究極の選択は間違ってなかった、
キキにとって最善の選択だったのかも知れないと思える様になれそうです。


ブログを掲載してくださり、本当にありがとうございます。
私の様な方々が全国にたくさんおられると思います。これからも多くの方々を救うブログになるように心から願っております。
本当に本当にありがとうございました。


追伸
亡くなるまでの間、
ずっと横についていたのですが、
亡くなる数時間前、
突然優しい穏やかな顔つきになり
目を大きく見開いて、
私の声掛けに3.4回ゆっくりと瞬きしたのは、
返事してくれたのでしょうか?
あの時の仕草が今でも忘れられません。

慢性腎不全になって3年以上生きたキキちゃんは、他の腎不全の猫ちゃんより長く生きました。飼い主さんがやるだけのことをやりきった証なのでしょう。

文章を読んでいると、飼い主さんのキキちゃんに対する強い愛情が伝わってきます。

終末期において呼吸困難になった時

  • 病院に連れて行く
  • 自宅で様子をみる

この判断はとても難しく苦渋の決断を迫られることと思います。

ただ、キキちゃんの場合は病院に連れて行かず自宅で見守ったからこそ最善の看取りができたのではなきでしょうか。

もし病院に運んでいたらキキちゃんの最期は見れなかった可能性があります。

どれか正解なのかわかりませんが、その時飼い主さんが選んだ決断が、正解で最善であると私は思います。

亡くなるまで愛する人が側にいてくれる、これ以上の幸せ、安心感はありません。

亡くなる前のたまちゃん

キキちゃんが最後、おだやかな顔になり飼い主さんの問いかけに反応して、ゆっくりまばたきをしたのは

大好き

ありがとう

幸せ

感謝の気持ち

を伝えたかったのだと思います。

きっと最期まで幸せだったのでしょうね。

息が止まっても40秒ぐらいは耳が聞こえてますので、その時にポジティブな声かけをするといいですよ。

下顎呼吸(かがくこきゅう)は死の直前必ず現れる

何回もblogに書きましたが、下顎呼吸は死の直前に現れます。そのメカニズムを詳しく書いた資料があったので掲載しておきます。

生命は永久ではなく、いつか終わりがくるのです。どんなに手を尽くしても戻らないことってあるんです。

正しい情報を知っておけば、心の準備もできましょう。

下顎呼吸はお医者さん、ナースでも見た事がない人がいるかもしれません。なので一般の方が見る機会はなかなかないかな?と思います。

酸素の取り込みが少なくなることで、顎と喉の筋肉を動かして酸素を取り込もうとする呼吸状態で、あえぐような状態になるので、とても苦しそうに見えます。

苦しそうに見えるので患者さんの家族は慌てて病院へ連れていき、なんとか処置をしてもらうのですが、場合によっては苦しい最期にしてしまう可能性があるのです。

苦しそうに見える本人は

下顎呼吸状態のときは、酸素の取り込みが少なくなって体内の二酸化炭素濃度が上がるために、脳からエンドルフィンという麻薬物質が出て、下顎呼吸を行っている当事者は恍惚状態になる。つまり苦しくありません。

私は何回も下顎呼吸を見ました、動物も人間も。その後すぐ旅立ってしまいました。

どの人間、動物も安らかで眠っているようでした。

死の直前に必ず現れる状態の一つに、下顎呼吸(かがくこきゅう)がある。これは酸素の取り込みが少なくなることで、顎と喉の筋肉を動かして酸素を取り込もうとする呼吸状態で、あえぐような状態になる。そのため下顎呼吸を一度も見たことがない人は、その状態を苦しんでいる状態と考え、なぜ酸素吸入をしないのかと疑問を持つ場合がある。しかし下顎呼吸状態のときは、酸素の取り込みが少なくなって体内の二酸化炭素濃度が上がるために、脳からエンドルフィンという麻薬物質が出て、下顎呼吸を行っている当事者は恍惚状態になる。つまり苦しくはないわけである。この時に酸素を入れてしまえば、体内の二酸化炭素濃度が下がり、エンドルフィンが出なくなるので、対象者を苦しませることになる。
だから死を直前にして下顎呼吸を行っている人に対し酸素吸入することはない。この時、間違ってはならないことは、下顎呼吸は意識が無い状態だから苦しまないということではないということだ。あくまでエンドルフィンの生成によって恍惚状態になって苦しくならないのであり、酸素吸入しても意識は戻らないが、恍惚状態ではなくなり苦しんでしまうということである。
このことを看取り介護に携わる人々は、事前に家族等に説明しているだろうか?
引用元:ユープラス

最後に

黒木さん、お手紙ありがとう!生きていてくれてありがとう!

このようなお手紙をもらうと、励みになります。続けて良かったです。

今ある苦しみは時間が経てば和らぎますが、胸にポッカリ空いた穴は小さくなるだけで

永久に空いたまま、時折思い出しては悲しくなることと思います。それは、私も痛感していることです。

生きるって難しいけど、、、最後まで猫ちゃんのように一生懸命生きるしかありません。

黒木さんの選択は間違っていなかったと思いますよ。キキちゃんの最期は安らかだったのだから。

このお手紙は悩める飼い主さんさんの支えになるはずです。

令和4年12月18日

ゆるりねこblog運営主にゃあこ

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