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猫の甲状腺機能亢進症を徹底解説

猫の甲状腺機能亢進症を徹底解説

猫のシニア期に特に多い「甲状腺機能亢進症」。
今回は、原因から症状、検査、治療、そして日常ケアまで、飼い主さんが知っておきたいポイントをわかりやすくまとめます。

甲状腺機能亢進症とは?

猫の首にある「甲状腺」という臓器から、甲状腺ホルモン(主にT4)が過剰に分泌される病気です。


このホルモンは体の代謝を調整しており、過剰になると体が常にフルスピードで動いているような状態になります。

最も多い原因は 甲状腺の良性の腫大(腺腫様過形成) で、10歳以上の高齢猫に特に発生しやすいです。

主な症状

甲状腺ホルモンの過剰は全身に影響を与えます。

  • 食欲があるのに痩せていく
  • 活動的になり落ち着きがなくなる
  • 多飲多尿
  • 嘔吐や下痢が続く
  • 毛づやが悪くなる
  • 心拍数が速い・心雑音が出る
  • 暑がりになる

症状は緩やかに進行するため、歳のせいと思われ見逃されがちです。

なぜ起こるの?

最も一般的なのは以下の2つ。

  1. 良性腫瘍(腺腫様過形成)
    全体の約98%を占めると言われます。
  2. 悪性腫瘍(甲状腺癌)
    まれですが転移する可能性があります。

また、食事や環境中のヨウ素との関係も研究されていますが、明確な原因は完全には解明されていません。

検査方法

診断には主に以下が使われます。

STEP

血液検査

  • 甲状腺ホルモン濃度(T4、fT4)
  • 肝臓・腎臓の状態の確認
STEP

触診

首元の甲状腺が腫れているかをチェック。

STEP

超音波・レントゲン

腫大した甲状腺の確認や、他の疾患との鑑別に使用。

治療方法

甲状腺機能亢進症は 治療でコントロールが可能 な病気です。

1. 内服薬(抗甲状腺薬)

最も一般的な治療。

  • メチマゾールなど
  • 毎日の投薬が必要
  • 副作用(嘔吐、皮膚のかゆみなど)が出ることも

2. 放射性ヨウ素治療(I-131)

根治が期待できる治療。
腫大した甲状腺組織のみがヨウ素を取り込み破壊されます。

  • 1回の治療で終了することが多い
  • 入院が数日必要
  • 実施できる施設は限られる

放射性ヨウ素治療を行っている病院の 公式ホームページ(HP) を地域別にまとめました。
(※変更される場合があるため、必ず最新情報をご確認ください)

この治療法は特別な施設と認可が必要なため、日本国内で実施できる病院は限られています。 

放射性ヨウ素治療(I-131)を実施している主な病院

検索結果に基づくと、以下の病院が甲状腺機能亢進症の治療に特化、または専門的な診療を行っています。

  • 東京猫医療センター(東京都江東区)
    • 猫専門病院であり、甲状腺機能亢進症に対する放射性ヨウ素治療を含めた高度な専門診療を行っていることで知られています。
  • 日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)
    • 高度医療施設にて、放射性ヨウ素療法を実施しています。
  • 南が丘動物病院(兵庫県三田市)
    • 放射性ヨウ素療法(I-131)ではありませんが、甲状腺摘出手術(根治的治療)に力を入れており、遠方からの紹介症例も多い病院です。 

北海道

北海道大学 動物医療センター
https://www.vetmed.hokudai.ac.jp/vmc/

関東

■東京猫医療センター

https://tokyofmc.jp

■日本獣医生命科学大学

https://www.nvlu.ac.jp/news/20250120-01.html

■南が丘動物病院

日本小動物医療センター(埼玉)
https://jsamc.jp/

麻布大学 動物病院
https://vth.azabu-u.ac.jp/

DVMsどうぶつ医療センター横浜
https://yokohama-dvms.com/

関西

■南が丘動物病院

https://www.minamigaokaah.com

費用

  • 大学病院は比較的安め(20〜30万円)
  • 民間の高度医療センターは30万円台になることが多い
  • 入院日数が長い場合は+数万円 治療前の検査費(1〜3万円程度)が別途必要
  • 退院後のフォロー検査はかかりつけ医で行うことが多い(1〜1.5万円/回)

3. 手術(甲状腺摘出)

腫大した腺を取り除く方法。

  • 麻酔リスクがある
  • 再発や副甲状腺の問題が出ることも

4. 療法食(ヨウ素制限食)

ヨウ素量を極力制限した特別食でホルモン分泌を抑える方法。

  • 体質に合う猫には有効
  • 専用フードを100%与える必要がある

放置するとどうなる?

治療しないと以下の問題が進行します。

  • 心臓病(高心拍→肥大型心筋症)
  • 高血圧
  • 腎機能の悪化
  • 体重減少と衰弱

特に腎臓との関係は重要で、治療で代謝が落ちると腎臓病が表面化することがあります。
獣医師と相談しながら慎重に管理していくことが大切です。

日常ケアのポイント

  1. 定期的な血液検査(最初は2〜4週間ごと)
  2. 投薬の飲み忘れを防ぐ
  3. 体重を定期的に測る
  4. 元気・食欲・排泄の変化を記録する
  5. ストレスの少ない環境作り

まとめ

猫の甲状腺機能亢進症は、高齢猫にとても多い病気ですが、
早期発見と適切な治療でほとんどの猫が元気に生活できます。

「最近よく食べるのに痩せてきた…」
「なんだか落ち着きがなくなった…」
そんなサインが見られたら、早めに動物病院で相談しましょう。

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