KIkIちゃんが虹の橋へいきました|自然な看取り

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

にゃあこ
Kikiちゃんは飼い主や親しい人を待って虹の橋へいったんだね。
飼い主孝行な猫さんでした。

Kikiちゃんの飼い主さん、何回かもお手紙を読ませてもらいました。

このようなお手紙は他の看取りについて悩んでいる人の参考にもなるし、私もこの記事が飼い主さんのお役にたてるのは大変光栄です。

イタリアからのお手紙ありがとうごさいます。

KIKIちゃんの飼い主さんからのお手紙

KIKIちゃん安らかに
KIKIちゃん虹の橋のお手紙

実家でも猫は飼ってましたが、結婚して自分の家族を持って、初めて最初から最後まで自分で責任を持って飼ったKIKIが昨日(3月14日)お空の星になりました。14歳半でした。


何の前触れもなく2週間前に一晩吐きまくり、病院に連れて行ったら、心臓肥大、不整脈がありますと。心臓肥大自体は直らないけど薬でなんとかできる。

ただ、その日からまったく食べなくなりました。1週間入院して点滴やら無理やり食べさせてみたけれど、やっぱりだめ。

その時点で獣医からは安楽死も薦められましたが、私が「その日」を決めてしまうことにためらいを感じ、家につれて帰り(心臓の薬は私が毎日注射をすることにして)いろいろネット検索して、こちらにたどり着きました。

細かくステップバイステップで最後の様子が書かれていたので、それを参考に腹を決めて家で看取ることにしました。KIKIは最初に吐きまくった以外は苦しがることもなく、食べない以外、段々動きがゆっくりになった以外は淡々としていたからというのもあります。

平日は私は働いているので日中不在。16歳の息子がオンライン授業(イタリア在住で今こちらはロックダウン中で高校は全てオンライン授業なので)で家に居ますが、彼に一人で看取らせるのはちょっと。。。とは思っていましたが、家から職場が車で10分ほどと近いので、何かあったら私に連絡するように息子に言っておきました。


結局、KIKIは私も息子も私のパートナー(離婚していて今のパートナーは週末だけこっちにくるので)も居る日曜に朝から何度もなでてくれ!と鳴いて呼びましたが、お昼もゆっくり食べさせてくれ、みんなが落ち着いた午後、ゆっくりと逝きました。

最後まで親孝行でした。実家の猫は21歳まで生きたので、KIKIにももっと生きて欲しかったけど、きっといつまで生きてくれても「もっともっと」と思ったでしょうから、辛いですがしょうがないですね。こちらのサイトのおかげであわてることなく最期を一緒にすごすことが出来ました。
本当にありがとうございました。

kIkIちゃんの飼い主さんは猫の死に向き合い、猫ちゃんの体の状態や気持ちを汲み取ったからこそKIKIちゃんは安心して逝けたのではないかな。

飼い主さん辛かったでしょう?猫の死と向き合うのは。私も何回看取っても「もっと生きてほしい」と思ってしまいます。

安楽死を勧められるということは

  • 治る見込みがなく猫の苦痛を取り除くため

に使われ海外では普通のこと。

安楽死をしないのなら自宅で自然に任せて看取るという選択肢もあります。家での看取りは人間でも猫でも大切な人が揃ってから息を引き取るケースが多いです。

特に猫ちゃんの最後の飼い主孝行として死ぬタイミングを合わせてくれています。飼い主が延命したら苦しくとも生きる健気な生き物です。

死にゆくことはどうなるかわかっていない場合は

もっと延命すればよかったのかな?

と後悔する人も多いけど治療の止めどきを間違えると飼い主とのエンジェルタイムもなくなり、猫の苦痛が大きくなるばかり。

見た目は苦しそうな感じにみえますが命が燃え尽きる時に気持ちのよさを感じているそうです。それは神様からの配慮でありプレゼントだと思っています。

2000人の死亡診断書を書いてきた「看取りの医者」であるホームオン・クリニックつくば理事長の医学博士・平野国美氏が語る。
「多くの人は、死を迎えるとき、1週間から2週間前に昏睡状態に入っています。おそらく音や声は聞こえているけれど、言葉の意味を理解しているとは思えません。
脳内麻薬のエンドルフィンが出ており、『夢』を見ているような状態になっているでしょう」
病状の進行の過程で激しい痛みや苦しみを覚えることはあっても、本当の死の直前には、人は意識を失うものだという。矢作氏も言う。
「今までの看取り経験でいえば、がん患者でも老衰で亡くなる方でも、最期は平穏で、穏やかな表情で旅立ちます。人間の体や脳は『死』を受け入れるようにできている」引用元:週刊現代

KIkIちゃん来世でも今の飼い主と暮らせますように。また会えますよ。

たくさんの愛をありがとう。飼い主も一生懸命生きるから虹の橋で待っててね。

Twitterでフォローしよう