
令和4年1月19日水曜日の朝、16歳と3ヶ月に永眠いたしました。
マリーちゃんが虹の橋を渡りました。心からご冥福をお祈りします。
猫ちゃんが病気になった時にどの選択が正しいのかわかりませんが治療せずに見守ったほうが、猫ちゃんが最期まで幸せに生きられるケースがあることを知ってほしいのです。
でも

治療なしで苦しむんじゃないの。
不安なのにゃ。

人間の場合だと高齢になるとガンと共存して生きるほうが、その人らしく生きれるの。
今日のお手紙は現代人が忘れている「死と向き合うことの大切さ」を思い出させてくれる内容でした。ぜひ、最後までお読みください。
最後まで精いっぱい生き抜いたマリーちゃん

マリーちゃんの飼い主さん、思ったよりマリーちゃんは長く生きられたのではないですか。
最後まで飼い主さんの家族に囲まれ…。
好きな物を食べて、おトイレもして自分らしく生き抜きましたね。
大好きな家族に見守られながら逝けるなんて、なんて幸せな最期なんでしょう!私もそうゆう風に見送られたいです。
呼吸が苦しそうだったということですが、その苦しそうに見える呼吸は本人は苦しくなく夢の中でまどろんでいる感じなんです。
家族もマリーちゃんのおかげで幸せに暮らせたし、マリーちゃんも幸せに暮らせました。
お子様の成人した姿を見届けたいから、予定より長くこの世にとどまったのでしょうね。
このお手紙は愛猫の闘病中の飼い主さんの救いになると思います。
お手紙ありがとうございます。
自壊ってなに?

じ‐かい ‥クヮイ【自壊】
〘名〙 ひとりでにこわれること。内部から自然に崩壊すること。
引用元:コトバンク

わかりやすく解説しますね。
自壊
ガン細胞が皮膚を破って露出し、浸出液が生じ悪臭や出血が伴う状態のこと。
簡単に言うと体の外にできたガンなどの腫瘍は大きくなると破裂(自壊)します。
健康な皮膚と違い
- 出血
- 浸出液
- 悪臭
などがあります。
ガン末期に見られる症状で治癒は困難。緩和ケア中心になります。
この症状がでたら、ガン細胞が体中に散らばっている状態であることが多く積極的な治療は猫を苦しめることになるので獣医師さんと、よく相談してくださいね。
自壊がでたらマリーちゃんの飼い主さんのように生理用ナプキンを患部に当てるのがいい対処法だと思いますよ。

保護服にナプキンを貼り付けるのです。ナプキンに白ワセリンを塗っておくといいですよ。
動物病院ではモーズペーストを使い、自宅ではメトロ二ダゾールなどを使うように指導されるかなと思います。
でも、この状態になってしまったら病院へ行くのも猫の負担になるので自宅で、ケアするほうがいいかも。
現代人は死を忘れている

コロナ渦によって死は案外身近であるということを思い出した人も多いかと思います。それでも医学が発達し死がとても遠く永久に生きられるのではないか?と思いがちです。
- お葬式もしない
- 病院で亡くなる
- 施設で亡くなる
人間の世界では死と向き合うことが少なくなりました。なので無意識に命を軽視しがちになっているのかもしれません。
でも猫たちは死があるから命は大切なんだよ、生があるから死があるんだよ!と教えてくれているような気がします。
命と向き合うことは難しく辛いことかもしれませんが、とても大切なことなんだとマリーちゃんの飼い主さんのお手紙を読んで再確認しました。
マリーちゃんの飼い主のお手紙から抜粋
火葬後は自宅に連れて帰ってきたので、おはよう、おやすみ、いってきます、ただいま、、、これまで通りマリーの頭を撫でてやるみたいにみんな骨壷を撫でて過ごしています。
この飼い主さんの家族は猫を看取ることによって生き物への敬意、思いやり、命の尊さを自然に学んでいます。
なのでこのご家族さんはこれから飼うペットに最後の時がきても「どんな姿になっても生きてさえくれればいい」とは言わないと思うの。
なぜって?動物にとって自力で
- 食べる
- 歩く
- 水を飲む
ことが出来ない寝たきりの状態で生かされることは、とても不自然なことなのです。
猫は猫らしく最後まで自立して過ごせること、病気になったら潔くあの世に逝くことが当たり前。
その延命は本当に猫のためでしょうか。飼い主のための延命になっていないか、いま一度振り返って考えてみてくださいね。
猫が最後に望むこと

最期は住み慣れた家で飼い主さんの側にいたい、ただそれだけ。
猫は人間よりも人生の終わりかたをわかっています。でも、飼い主に訴えることはできません。
もう辛い治療は嫌だよ…解放してほしいと思っていても…。
延命治療より、最期は側にいて猫の頭を撫でてあげるだけでいいのです。すると猫は病気の体を脱ぎ捨て「飼い主との楽しい思い出だけ」を胸に秘め虹の橋へ向かうことができるのです。
マリーちゃん、またね。

急いで書きました。誤字脱字があるかもしれませんがお許しくださいませ。
ゆるりねこblog運営主にゃあこ
令和4年1月24日