こんにちは!にゃあこです。
猫と一緒に暮らすって幸せですよね。でも人間よりも寿命はすごく短いので先に見送ることが多いです。
猫さんとの別れは絶対避けられないのです。愛猫の最後のサインを見逃さないで飼い主である私たちが温かく見守ってあげたいですよね。
目次
猫さんの年齢は?
10歳を超えたら高齢猫(老猫)の仲間入りになります。野良猫さんは5歳で亡くなることもありますが家猫さんだと20歳を超える猫さんも珍しくないです。
高齢猫(老猫)になるとどうなる?
- 毛艶がなくなる
- 寝ていることが多くなる
- 吐きやすくなる
- 食欲がなくなる
- 耳が遠くなる
- 認知症になる場合もある
- 不安がって鳴く
- おもちゃで遊ばなくなる
- 目が見えなくなる
- オシッコが近い
- よだれが出る
- ゴロゴロと喉をならす回数が増えた
今まで飼い主さんを玄関まで迎えに来てくれた猫さんも耳が遠くなり迎えに来なくなります。
猫さんも高齢になると反応が鈍くなってしまうのですね。
1日の大半を寝て過ごすようになります。
高齢猫(老猫)から最期のサイン!
最期の時が近づくと何も食べず動きません。
歩けなくなり衰弱していきます。
よだれが出てくるようになる猫さんが多いです。
- 口からご飯を食べなくなる
- 水を飲もうとしてもむせる
- 押し入れに隠れる
- 目やにが多くなる
- 喉をゴロゴロ鳴らさなくなった、もしくは異常にゴロゴロと喉を鳴らす
- 急に痩せる
- 毛繕いをしない
- 寝たまま起きない
- 息が浅くなる
- 歩けなくなる
- 意識がなくなる
- 失禁する
- 痙攣や麻痺
- 体温が下がる
- ヒンヤリした風呂場で寝る
特にヒンヤリした風呂場に行くのは猫の命は長くない証拠
高齢猫(老猫)の最期が来たらどうすればいいの?
病院で精一杯治療してもらうのも愛、自宅で看取るのも愛だと思います。
人それぞれなので飼い主さんが決めてあげればいいんじゃないかな。
- 優しく撫でてあげる
- 声をかけてあげる
- 猫さんが食べたいものを与えてあげる
- 無理に食べさせない
- 側に居てあげる
もう楽に逝かせたいからです。
※死が近づくと食べ物も水分も受けつけません。無理やり与えると苦しませる原因になりますので自然に任せましょう。
私は明らかに老衰や治る見込みのない病気なら自宅で看取ることを選びます。
高齢猫(老猫)の命が短くなるかもしれませんが「少しでも高齢猫(老猫)の不安を取り除いてあげたい」想いが強いからです。
猫は死の概念がありませんし病院で治療してもらう意味も解りません。
人間は治療したら少しでも生きれる事を理解しているから辛い治療にもたえれるんですね!
でも猫は
痛くて苦しいよ。
そんな感情しかありません。
住み慣れた家ではなく知らない場所で亡くなるのは辛いのではないかと私は思うのです。
強い痛みが伴う場合は安楽死という選択肢もあります。
でも軽い気持ちで選択するのはやめてくださいね。動物は最後まで生きようとします!
やむおえない事情があり安楽死を選択する場合は獣医さんに自宅にきてもらうといいですよ。
※飼い主さんが後で病む可能性があります。
飼い主はどこなの?
お家に帰りたいよ…
お家に帰ろうね…
住み慣れた家で亡くなった猫さんは延命するより安らかに死を迎えれるような気がします。
今まで飼った猫さんは私の膝の上で眠るように亡くなりました。
人間でも動物でも死の間際は苦しいのは当たり前。
ただし脳は死の直前はあまり機能しなくなりボンヤリしたり「痛み」がわからなくなる場合もあります。
死の間際は100倍から200倍の幸福感を感じます。
猫ちゃんの生を受け入れたのと同時に死を受け止めるのも飼い主としての役目だと思います。
無理な延命をすればするほど痛みが増していくので治療の止め時を獣医さんと相談したほうがいいです。
注射一本で痛みや苦しみがとれるので、その時はいいのですが、だんだんと薬も注射も効かなくなり最後は痛みが大きくなります。
枯れるように逝くとは?
「枯れるように逝く」のはとても自然な事なのです。
私の父も在宅で自然死を選びました。
その結果、最期は痛みも無くむくみも消え眠るように静かに逝きました。
私はこの時に医療行為を一切しない人を父の介護を通して初めて身近で見ました。
家族も私もどうすべきか悩みましたが、私は患者さんを押さえつけてまで点滴をすることはできませんでした。患者さんがこれまで生きてきた102年間の最期を汚してしまう気がして・・・。おばあさんの希望通り点滴をせず、自然に看ていきました。点滴をしないとむくみもなく、痰も出ず、楽そうでした。私は、最期に点滴も何も医療処置をせず、自然に看ていくことはこのときが初めてでした。
引用元:ゆうの森
猫さんも人間と同じ枯れるように逝くのが、最も苦痛も無く楽に逝けるのではないでしょうか。
夢の中でまどろんでいる感覚です。
私が過去に飼っていた猫さんで最も長く生きたのは22年です。ヨロヨロしながら死ぬ1日前に餌をペロリとたいらげ次の日に意識が無くなりそのままお星さまになりました。
耳は最後まで聞こえるので優しく話しかけてあげるといいですよ。
最後に逝くときにゴロゴロ喉を鳴らし(鳴らせない場合もある)大きく口を開けて、のけぞるように身体をのばします。
肺から空気が抜けるのかため息がでてから息が止まり、身体から力が抜けてダラ~ンとなります。
そして目から光が消え瞳孔が開きます。
目の前で愛猫が亡くなる姿を見るのは、かなり辛く勇気がいります。
何回経験しても慣れません。
まとめ
猫さんはとても辛抱強い生き物で人間より強いです。
高齢猫(老猫)の最後のサインを見逃さないで後悔のないように見送ってあげてね。
高齢猫(老猫)さんが穏やかに逝けるように優しく撫でて、できるだけ側にいてあげるのがよいでしょう。
治療には止め時があるのです。それを過ぎると猫を苦しめる場合があるのです。
猫さんが最後の時に求めているのはツライ治療ではなく飼い主との触れ合いです。
どんな結果になっても自分を責めないでね。
看取りが辛い場合お問い合わせに遠慮なくメールをくださいね。お問い合わせに記入した個人情報は削除させていただきますので安心してくださいませ。
猫や犬が短命なのは生まれたときから愛する方法を知っているから
人間の人生が長いのは、
- 幸せになること
- 人を愛すること
- 愛されること
を生まれてきてから学ぶため。とても時間がかかります。
でも猫ちゃんたちは最初から、その方法を知っていて長く生きる必要がないから短命だと思うんです。
幸せな生涯を経て、またいつか生まれかわって会いにきてくれるでしょう。
もし、猫の早く言ってしまうことに耐えられない場合は下の言葉を思い出してくださいね。
「人間はみんな生まれてきてから、人を愛したり、幸せな人生を送る方法を覚えるんでしょう? でも犬は、生まれたときからもうすでにその方法を知っているから、長く生きる必要がないんだよ」
余命あとわずかとなった愛犬ベッカー
悲しいことにベッカーは10歳にして末期がんに侵され、余命あとわずかとなってしまった。残された家族の悲しみは筆舌に尽くしがたいものがあった。
そしてまた、その親友を見送った後の少年の言葉もまた、涙なくしては語れないものだった。
これは、その様子を見ていた獣医の話である。
獣医のわたしが呼ばれ、10歳のアイリッシュ・ウルフハウンドのベッカーを診察した。飼い主のロン・リサ夫婦、特に息子のシェーンは、ベッカーをとてもかわいがっていたので、なんとか奇跡が起こらないかと願っていた。
しかし、ベッカーは末期のがんに冒されていて、もう助かる見込みはなかった。末期がんの苦痛は相当なものだ。家族には家で安楽死をさせてやるのがいいと助言した。
ロンとリサは、この体験からきっとなにか学ぶものがあるだろうから、6歳のシェーンにも安楽死の場に同席させたいと言ってきた。
翌日、死にゆくベッカーのまわりに家族が集まった。シェーンは静かに、最期の瞬間までベッカーを抱きかかえていたが、どこまでこの状況を理解しているかはわからなかった。しばらくして、ベッカーは穏やかに息をひきとった。
シェーンにも、ベッカーが苦しむことなく、別の世界へ旅立ったことがわかったようだった。その後、どうして動物の命は人間よりも短いのかということについて、みんなでひとしきり話した。静かに聞いていたシェーンがいきなり言った。
「ぼく、どうしてか知っているよ」
みんなは驚いてシェーンを見た。そして、次に彼の口から出てきた言葉に驚いた。私はあれほど心が慰められる言葉を聞いたことがない。彼はこう言ったのだ。
「人間はみんな生まれてきてから、人を愛したり、幸せな人生を送る方法を覚えるんでしょう? でも犬は、生まれたときからもうすでにその方法を知っているから、長く生きる必要がないんだよ」
引用元:カラパイヤ